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2005 年度 実績報告書

ユビキタスコンピューティングを実現するエージェントフレームワークの構築

研究課題

研究課題/領域番号 16500040
研究機関千葉工業大学

研究代表者

原 英樹  千葉工業大学, 情報科学部, 助教授 (70306398)

研究分担者 菅原 研次  千葉工業大学, 情報科学部, 教授 (00137853)
キーワードエージェント / ユビキタス / 適応Web / リポジトリ / 開発環境 / エージェントフレームワーク / 協調フィルタリング / コンテクストアウェアネス
研究概要

平成16年度に設計した,ユビキタス環境のモデル,ユビキタスサービスのモデル,ユビキタスエージェントの通信言語,ユビキタスエージェントのアーキテクチャに基づいて,プロトタイプの試作を行い,ユビキタスコンピューティングを実現するエージェントフレームワークの評価実験を行った.具体的には,以下の3項目からなる.
1.エージェントフレームワークと開発環境の構築研究
平成16年度に設計したエージェントアーキテクチャとその通信言語を実装し,エージェントフレームワークの構築研究を行った.このフレームワークの構築研究は,エージェントのリポジトリ,実行環境,通信基盤の4項目からなる機能モジュールを新たにユビキタス環境のモデルに合わせて再設計することにより実現した.リポジトリ型エージェントフレームワークの特徴を生かしたインタラクティブ開発方法論に基づく開発手法が可能となり,また実験によりその有用性の検証を行った.
2.フレームワーク評価実験
ユビキタス環境下に応じて,Webで発信される情報を個別化し,利用者指向の情報提供を行うWeb適応システム(Web情報の個別化を実現するシステム)を開発し,フレームワークの有効性の評価を行った.利用者のさまざまな要求変化に応じて,適切な情報を提供できるシステムが構築可能であることを確認した.
3.店舗情報推薦システムの開発
ユビキタス環境下において,店舗情報を推薦するシステムの開発を行った.協調フィルタリングとコンテクストアウェアネスとを組み合わせて利用者の嗜好データを獲得することにより,利用者に対する推薦精度を向上させることを特徴とする.また情報提供の方式を携帯端末へのPush型とすることでショッピングモールを回遊する利用者への利便性を高め,操作負担を軽減させる.

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] コンテクストアウェアネスに基づく店舗推薦システム2006

    • 著者名/発表者名
      大島典子, 原英樹, 菅原研次
    • 雑誌名

      電子情報通信学会2006年総合大会 情報システム講演論文集1

      ページ: 90

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] ユーザプロファイルを用いた適応Webの開発2006

    • 著者名/発表者名
      神保昌徳, 原英樹, 菅原研次
    • 雑誌名

      電子情報通信学会2006年総合大会 情報システム講演論文集2

      ページ: 273

  • [雑誌論文] エージェントシステムのインタラクティブ開発環境2005

    • 著者名/発表者名
      打矢隆弘, 前村貴秀, 菅原研次, 木下哲男
    • 雑誌名

      電子情報通信学会論文誌 Vol.J88-D-I

      ページ: 1344-1355

  • [雑誌論文] Web適応のためのユーザプロファイルの自動生成方式2005

    • 著者名/発表者名
      神保昌徳, 原英樹, 菅原研次
    • 雑誌名

      第13回マルチメディアと分散処理ワークショップ講演論文集

      ページ: 352-356

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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