• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2005 年度 実績報告書

階層的な整形規則記述に基づく開放型多言語XML分書ブラウザの開発

研究課題

研究課題/領域番号 16500049
研究機関筑波大学

研究代表者

阪口 哲男  筑波大学, 大学院・図書館情報メディア研究科, 助教授 (10225790)

研究分担者 杉本 重雄  筑波大学, 大学院・図書館情報メディア研究科, 教授 (40154489)
永森 光晴  筑波大学, 大学院・図書館情報メディア研究科, 講師 (60272209)
キーワードExtensible Markup Language / XML Document Browser / World Wide Web / Multilingual Text / 文書整形 / 多言語文書 / 縦書き
研究概要

本研究は、研究代表者らが開発を行ったWWW多言語ブラウザ(MHTML Browser)によって得られた知見に基づいて、多様な言語に対応したXML文章ブラウザにおいて、階層的な整形規則記述を導入することにより新たな言語への対応を容易にすることを目的とする。
現状では多言語への対応は、OSなどのソフトウェアがリリースされる時点において規格化されている主要な言語のみに留まることが多く、利用者数があまり見込まれない言語についてはなかなか対応されず、また新たな言語への対応には表示・印刷用文字フォントの追加のみならず、文字・行の記述方向や禁則処理(ワードラップを含む)などの整形機能や入力機能なども必要となり、通常これらへの対応についてはソフトウェア自身の修正・追加という形態がとられる。
これまでは横書きの範囲での多言語対応を対象として研究を進めていたが、平成16年度の調査・検討などの結果、縦書きでのみ記述される文字を用いる言語が存在することが判明した。つまり整形規則記述について、縦書きと横書きが混じる場合への対応が必要となることがわかった。そのため、本年度では当初計画を若干変更し、縦書きと横書きが混じる場合のテキストを表示・印字する際の整形方式について、WWWにおけるスタイルシート記述(CSS)やそのブラウザの実装状況、をまず調査した。縦書きと横書きの混在の際については、アラビア語など横書きで異なる記述方向を扱うBIDIアルゴリズムに相当するものは存在しないため、縦横混在の場合の一般的な表示規則を検討・提案した。そして、その方式に基づいたWebアプリケーション開発のためのライブラリを試作し、有用性の検討を行った。また、利用するブラウザなどの利用者環境に応じた表示を可能とするためのシステムについても検討し、その試作を行った。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] インターネットの多様な利用者環境における多言語文書の閲覧機能について2006

    • 著者名/発表者名
      阪口 哲男, 高 東梁, 吉川 晃生
    • 雑誌名

      ディジタル図書館 30

      ページ: 39-46

  • [雑誌論文] 言語に依存しない迷惑メール選別手法2005

    • 著者名/発表者名
      阪口哲男, 于家富
    • 雑誌名

      情報知識学会誌 15・2

      ページ: 53-56

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi