研究概要 |
本研究の目的は,システムの生産性や効率を評価するだけでなく,快/不快や集中度,疲労などの生理的・心理的・生体力学的負荷による指標と従来の評価指標の因果関係を明らかにして,複数の指標を統合したユーザビリティ評価方法を確立することと,それに基づくシステム利用者の負荷を考慮した新たなユrザビリティ評価システムを構築することである. 成果: (1)既存の代表的な検索サイトYahoo, exciteを検索時間と視線データで比較して,検索効率が劣る結果であったYahooの画面構成の問題点を視線データ解釈できた.さらに,ページでの検索の視線パターンは3種類あることを明らかにした. 今後,視線パターンの遷移によってユーザの検索過程の認知的分析が可能となると期待できる. (2)風力と風向を触覚装置によって知覚できるシステムを開発するとともに,システムの有効性を評価した. (3)画像に色と触覚記憶に関しての関連を調べた.その結果,ある特定の色が触覚記憶には有効であることを示した.
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