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2005 年度 実績報告書

感性に基づく異種メディアデータ検索に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16500067
研究機関大阪府立大学

研究代表者

寶珍 輝尚  大阪府立大学, 理学系研究科, 教授 (00251984)

研究分担者 岡田 真  大阪府立大学, 理学系研究科, 助手 (40336813)
キーワード感性情報学 / ディレクトリ・情報検索 / マルチメディア / クロスメディア
研究概要

本研究では,感性に基づくウェブ上のマルチメディアデータの相互検索における検索精度の向上を目的として,(i)特徴量に加えキーワードとして名詞と形容詞をも利用する検索手法の検討,ならびに,(ii)通常の個人適応に加えて,気分適応と呼ぶその時の気分を反映可能とする的確できめ細かな適応の実現に関する検討を行った.
キーワードとして名詞と形容詞をも利用する検索手法の検討では,ウェブのページ上の画像に対するキーワードとして,その画像の掲載されているページからその画像のキーワードにふさわしい名詞と形容詞・形容動詞の抽出を試みた.有効性を実験により評価したところ,名詞の文書キーワードについてはかなり良い結果が得られているが,名詞の話題キーワード,ならびに,形容詞についてはあまり良い結果が得られなかった.
感性検索の個人適応に関する研究では,画像と被験者のグループに基づく利用者の学習の負荷の軽減法について検討した.評価の結果,学習効果は見られるものの,感性の主因子に対応する印象語対の少ない画像グループや印象語対グループに対して改善の余地があることが分かった.
感性検索の気分適応に関する研究としては,「哀」と「楽」の2つの気分を対象として検討した.官能検査実験により,(1)同じ画像であっても感じ方が変化していること,(2)視聴後の行動パターンは気分を強めるようにするか打ち消すようにするかの2パターンがほとんどであること,(3)行動パターンによって感じ方が変化しているようであることが明らかになった.さらに,この行動パターンを利用することで,検索時の気分に応じて検索を変化させる感性画像検索システムを試作した.

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] 画像の印象と感性検索の動作への気分の影響について2006

    • 著者名/発表者名
      宝珍 輝尚, 村井 昭仁
    • 雑誌名

      第2回日本感性工学会春季大会 (発表予定)

      ページ: 197-200

  • [雑誌論文] Personal Adaptation Method in the System Retrieving Multimedia Data Based on Impression2005

    • 著者名/発表者名
      Teruhisa Hochin
    • 雑誌名

      Proc.of the 9th World Multi-Conference on Systemics, Cybernetics and Informatics

      ページ: 161-166

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] Decreasing User's Burden of Learning in Kansei Multimedia Retrieval System2005

    • 著者名/発表者名
      Teruhisa Hochin, Akihito Murai
    • 雑誌名

      Proc.of the 6th Japan-Korea International Symposium on Kansei Engineering

      ページ: 373-373

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] マルチメディアデータの効率的検索のためのキーワード自動抽出手法2005

    • 著者名/発表者名
      岡田 真, 浜田 浩史, 宝珍 輝尚
    • 雑誌名

      情報処理学会研究報告 2005・94

      ページ: 73-78

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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