研究課題
本年度は、以下の計画と方法に従って研究を進めた。1.P2P型情報検索手法の詳細化と評価まず本手法についてのアルゴリズムの詳細化を行い、ユーザの「検索要求」と「検索結果履歴」との間の類似度計算法の定義を行ったほか、アルゴリズムが要求する計算量を求めた。さらに、これらアルゴリズムや類似計算法に基づいた評価実験を行い、本手法の有効性を確認した。これらについては国際会議や査読付きの国内学会等で発表をおこなったほか、国内学会の論文誌に発表を行った。この論文誌に発表したものの英訳版が、別途、稿を変えて掲載されることが決まった。更に、検索精度についての実験を行い、その結果を国際会議ならびに査読付の国内学会で発表を行った。また、更に実験条件を変えた検索精度の実験結果については、5月に開催されるエージェント関連の国際会議において発表する。また、研究室内のユーザ間で実運用を行う準備を進めた。2.協調フィルタリング効果の検証とユーザの興味や嗜好を考慮した情報収集手法の開発この準備のため、P2P型情報検索手法へのセマンティックWeb技術の導入についての研究を共同研究者とともに行い国際会議や国内研究会で発表を行った。また、その評価を行うための準備を進めた。3.複数コミュニティ間での情報流通・共有現象についてのシミュレーション実験複数コミュニティを利用した検索実験を行い、その実験結果について、国内学会で発表を行った。
すべて 2005
すべて 雑誌論文 (6件)
電子情報通信学会:ソフトウェアエージェントとその応用特集号 J88-DI・9
ページ: 1418-1427
Proc.of the Fourth International Workshop on Agents and Peer-to-Peer Computing
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Agents and Peer-to-Peer Computing : Third International Workshop, AP2PC 2004(LNCS 3601) LNCS 3601
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the 3rd International Conference on Web Services(ICWS2005)
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Proc.of WWW2005
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JAWS(合同エージェントシンポジウム&ワークショップ)2005
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