研究課題
基盤研究(C)
[本研究では、質問応答システムMETISの研究開発を行った.本システムは、日本語で記述された質問文を受け、これを意味解析システムSAGEによって解析して得た質問意味グラフから、SVMによって学習した判定法によって検索キーワードを獲得し、これを基にインターネットや新聞記事を検索し(インターネットについてはGoogleを新聞記事については全文検索システムLuceneを利用)、検索キーワードを多く含む記事から多くのキーワードを含む文を抽出し、これらを同様に知識意味グラフに変換し、質問グラフと最も大きな共通部分グラフを持つ知識グラフから、疑問詞に対応する回答部分を回答として出力するものである。平成16年度においてプロトタイプを17年度において実証システムを開発レ、18年度において理由、方法、定義を問う質問にも答えられるように改良を行った。理由、方法、定義を問う質問では、質問グラフ中の主題ノードと照合したノードより、質問の回答として相応しい深層格で結ばれているノード(根拠ノード)を根とする部分木を回答として抽出する。クイズミリオネア100問題を事例に、評価実験を行った。適切な知識文が得られた割合が92%、正解率は回答候補第3位まで正解とした場合で74%を達成した。またこの値は2005年5月9日まで公開されていたGooラボが第3位まで正解とした揚合の正解率24%の3倍と言う高いものとなった。またNTCIRにおける評価コンテストに参加し、事実を問うCLQAでは回答率22%、理由などを問うQACでは回答率18%であった。今後の課題としては、回答が入っている文の検索失敗が目立ったのでLuceneのインデキシングを改良する必要があることがわかった。
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