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2006 年度 実績報告書

口腔外科診療支援のための画像による計測技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 16500099
研究機関群馬大学

研究代表者

太田 直哉  群馬大学, 工学部, 教授 (10270860)

研究分担者 茂木 健司  群馬大学, 大学院医学系研究科, 教授 (70048411)
キーワード診療支援 / 画像計測 / 形状計測 / ステレオ画像処理 / レントゲン写真 / 皮膚色計測
研究概要

本申請は(1)「ステレオによる頭蓋部の形状計測」,(2)「レントゲン写真による頭蓋骨の形状測定」,(3)「民生用デジタルカメラによる皮膚の色の計測」の3つのテーマに関する申請であるが,本年度は特に(3)「民生用デジタルカメラによる皮膚の色の計測」について精力的に研究を進めた.
民生用デジタルカメラを用いて皮膚色の計測を行おうとする場合,問題となるのは色の自動補正である.前年度までの実験で,カメラをどのような撮影モードに設定しても色の計測という目的に関しては無視出来ない補正が行われることが分かっていた.本年度はさらに詳細な実験を行った結果,少数の既知の色を計測と同時に撮影することによって,カメラが行う色補正を逆に補正し,本来の皮膚色を復元出来ることが分かった.この知見に基づいて逆補正のアルゴリズムを開発し実験を行ったところ,満足すべき結果を得た.この結果の学会発表については本年度中には間に合わなかったが,現在その準備を進めているところである.
(2)「レントゲン写真による頭蓋骨の形状測定」に関しては,前年度までに計測手法を確立してその結果の学会発表を終えたが,本年度は実使用での利便性向上と臨床での使用を試みた.臨床での使用は慎重を期す必要があるため時間を要しているが,現在までに得た結果を学会に発表することを予定している.
(1)「ステレオによる頭蓋部の形状計測」に関しては,前年度までに制作したプロトタイプシステムで基本的な有用性は確認された.しかし実際の診療での使用では,装置の設置に関する利便性や計測の手間,あるいは処理時間に問題があることが分かった.これらの問題の解決は装置の実用化というフェーズに入るため,この技術に興味を持つ企業の協力を得ることを含め,これからの進め方を検討している.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 医学部と工学部の連携による診療技術開発の試み2006

    • 著者名/発表者名
      太田直哉, 茂木健司
    • 雑誌名

      産学連携学会第4回大会予稿集 0615B1300-04

      ページ: 44-45

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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