研究課題
基盤研究(C)
感性情報に依存した映像情報の編集及び推薦システムの開発フライタークスタイルによる情報内容の圧縮システムを用いた番組情報の効果的な圧縮表現すばやい番組選択の補助を目的とするため、本手法では、抽出した代表区間をつないで全体長が決定されるのではなく、あらかじめ要約映像の構成を5秒間×5区間、全体長を約25秒間と設定した。測定したデータをもとに、5秒間で意味の伝わる区間を抽出する。抽出すべきパターンとして、次の項目に当てはまる区間を候補としポイントをつけた。1 BGMによる演出 2 セリフの多いシーン 3 カット点頻度4 ロングショット 5 音量に基づく切り出し点の最適化実際のドラマ映像に対し本手法を適用した。主に、BGMの前後かつセリフのある部分、ロングショット末かつセリフのある部分、スポーツの試合や激しい会話などのカット点頻度の高い緊迫した部分が抽出された。本手法で生成した要約映像と全体から一定間隔で5秒間を切り出しつなげたもの(一定間隔抽出)を比較した。一定間隔抽出では、ほとんどの区間が、5秒間のみでは何を意味するかわからなく、音声の自然性がないのに対し、本手法で生成された要約映像は比較的、自然性やシーンの理解しやすさを確保することができた。本手法を実際のドラマ映像に適用させる中で、ラブストーリーの場合はBGMによる演出、スポーツやアクションシーンがメインとなる場合ではカット点頻出度など、ジャンルによって重みをつけるべき項目が異なることがわかった。ジャンルによる項目の重みづけ方法が必要であった。また、生成された要約映像を使用したブラウザのインターフェイスについても検討した。
すべて 2005
すべて 雑誌論文 (4件)
日本デザイン学会誌,第52回研究発表大会概要集
ページ: 140-141
IASDR, Proceedings of the Onternational Design Congress, New Design Paradigms idc2005 CD-ROM
Proceedings of the 52^<nd> Annual, Conference of JSSD
IASDR, Proceedings of the International Design Congress, New Design Paradigms idc2005 (CD-ROM)