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2004 年度 実績報告書

多次元非線系データの可視化に基づく明示的なモデル構築法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16500126
研究機関名古屋大学

研究代表者

古橋 武  名古屋大学, 大学院・工学研究科, 教授 (60209187)

キーワードデータの可視化 / モデルの明示性 / モデリング / クラスタリング / FCM / EMアルゴリズム / カーネル関数 / 個人性の可視化
研究概要

本研究の目的は,多入力非線形のデータから,明示性の高いモデルを構築する手法の確立にある.本研究の初年度である平成16年度においては,(1)統合軸導出基準の定式化を行い,(2)EMアルゴリズムクラスタリング,およびカーネルFCMに基づく可視モデル構築法を開発し,そして,(3)個人性の可視化手法を開発した.
1.統合軸導出基準の定式化
統合軸により形成される射影面内のクラスタにおいて,クラスタ間距離の分散と統合軸に対する平行度を用いた統合軸導出基準を定式化した.これにより,射影面内に形成されるクラスタは互いに離れ,さらに,軸と平行な分割線を引きやすくし,射影面上に構築されるモデルの明示性を高めることができた.
2.可視モデル構築法の開発
A.EMアルゴリズムクラスタリングの利用
各クラスタの基底関数に多次元正規分布を用いたEMアルゴリズムクラスタリング法を適用し,データ分布に則した適応的クラスタリングによる可視モデル構築法を開発した.
B.カーネルFCMの利用
カーネル関数により適切に選ばれた高次特徴空間でのFCMはデータに対して,適応的なクラスタを形成できる.このカーネルFCMを適用し,データ分布に則した適応的クラスタリングによる可視モデル構築のもう一つのアプローチを開発した.
3.個人性の可視化手法の開発
本研究では多次元非線形データの可視化手法の応用として,SD法の評点データに含まれている個人性の可視化手法の開発を進めた.まず,数種類の画像を対象とし,被験者がSD法により評点した印象語と対象の形態要素の間の関係を線形手法により可視化する手法を開発した.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 個人の印象語と形態要素との関係の可視化手法に関する基礎的考察2005

    • 著者名/発表者名
      黒田昇, 山本康高, 吉川大弘, 古橋武
    • 雑誌名

      第18回東海ファジィ研究会講演論文集

      ページ: C2-2-1-C2-2-5

  • [雑誌論文] A Proposal of Visualization Method for Obtaining Interpretable Fuzzy Rules2004

    • 著者名/発表者名
      K.Yamamoto, T.Furuhashi, T.Yoshikawa
    • 雑誌名

      Proceedings of IEEE Int'l Conf.on Fuzzy Systems (FUZZ-IEEE 2004) (CD-ROM)

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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