研究課題
平成16年度の成果を踏まえて、この研究では、FPGAあるいはFPAAを用いて神経振動子システムを実現することを前提に、同時摂動最適化法を用いた神経振動子の発振周期の制御について検討した。また、そのハードウェアシステムの試作を行った。さらに、学習機能を有する各種ニューラルネットワークのハードウェア実現について回路の試作を行った。同時摂動を用いた神経振動子の学習に関する検討を行い、所望周期を発生させるように神経振動子内のパラメータを同時摂動法で逐次的に求める手法について、Mat Labのsimulink上での動作確認を受けて、そのFPGAへの実装を試みた。その結果、学習機能を含めてFPGA上に実現した。学習機能を有する神経振動子のFPGAシステムが完成し、その動作も確認した。さらに、学習により、所望の周期にパルスが発生することを確認した。FPAAによる実装の読みでは、基本設計を行い、その動作のシミュレーションによる確認を受け、FPAAシステムの試作を行った。荷重部の設定を変えることで発振周期が変化するアナログシステムによる神経振動子の動作について確認した。FPAAによる神経振動子システムの動作を確認した。学習機能を含めたFPAA化については継続して検討する。さらに、ホップフィールドニューラルネットワークおよび双方向連想メモリのようなリカレント型のニューラルネットワークに関しても、同時摂動学習則による、学習機能を有したハードウェアシステムを試作した。
すべて 2005
すべて 雑誌論文 (3件)
Proceedings of the International Joint Conference on Neural Networks
ページ: 633-638
Neurocomputing Vol.69
ページ: 182-197
IEEE Transactions on NEUEAL NETWORKS Vol.16, No.6
ページ: 1664-1672