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2006 年度 実績報告書

不完全大規模時系列データからの非線形な構造変化の抽出

研究課題

研究課題/領域番号 16500170
研究機関群馬大学

研究代表者

関 庸一  群馬大学, 工学部, 教授 (90196949)

キーワードデータマイニング / 自己組織化マップ / クラスタリング / マーケティング / セグメンテーション / 多項ロジットモデル
研究概要

3年間の研究の最終年度として、本研究の目標とする次の3点のうち、後者の2点について主に検討を進めるとともに、全体の取りまとめを行った。
1,時系列表現の探索
対象データは、それぞれの系列で、観測される事象の生起密度や、補助変量の観測時点/観測間隔が異なったりする不整合なデータである。また、対象個人の新規算入と脱落も多い。そこで、各種事象をそれぞれ文字で表現し、文字列として系列を表現する方法を検討し、ウエッブサイトへのアクセスログに適用した。
2,状態の特徴変量の探索
系列の多様性は時点ごとの状態とその変化のパタンとして考えられるが、ごれに対しては、事象系列を適切に分類し、分類に応じたモデル化を行うことが必要となる。このため、SOM(Self-Organizing Map)を拡張し、時系列から指定長のタイムウィンドーを抜き出して、そこでの特徴量の類型化を行う方法を検討した。この場合具体的には、特徴量ごとの複数期での対応関係に対し、どのように類似度を定義するかが問題となるが、この点についていくつかの類似度を定義し、クレジットカード履歴データに適用してその有効性を検討した。
3,時系列の多様性のモデル化
時系列推移の多様性のモデル化としては、前述のアクセスログの分析を通じ、多項ロジットモデルにより状態遷移を説明するモデルを開発した。その方法論の検証と分析事例の作成として、日本オペレーションズ・リサーチ学会マーケティング・インテリジェンス研究部会が主催した平成18年度データ解析コンペティションに参加し、分析を行った。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] SOMによるファン層の解析に基づくCD購買予測モデルの作成2006

    • 著者名/発表者名
      五反田 剛, 石井 良和, 原 健一郎, 関 庸一
    • 雑誌名

      オペレーションズ・リサーチ 52・2

      ページ: 87-93

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 自己組織化マップによる行動履歴の類型化-クレジットカード利用履歴を利用したキャッシング移行予測-2006

    • 著者名/発表者名
      関 庸一, 長井 歩, 石原 淳一郎, 渡邊 亮
    • 雑誌名

      日本経営工学会誌 57,5

      ページ: 404-412

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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