研究概要 |
本研究の目的は,現在我々が取り組んでいるプロジェクトITLS (Interactive Text for Learning-Statistics) (http://www.sci.kagoshima-u.ac.jp/~itls/Japanese/index.html)を基盤にし,JAVAなどのプラットホームに依存しない技術を利用して,学習者の知識レベルと能力に応じた"統合的インタラクティブ教育支援システム"の構築である.本年度は,関連研究との情報交換を中心として,以下の研究を行った. 1 データ収集・整理 インターネット上で入手可能な有益なデータを,対象領域,適用手法などの情報をデータベースに整理するとともに追加した.同時に,他の研究グループや研究者・教育者個人が個別にインターネットにアップしている教育システム等を網羅的に調査し,他の研究者・教育者が活用できるように情報を整理した. 2 基盤コンテンツの双方向化 ITLSで開発した各種コンテンツをインタラクティブなものに拡張し,より理解しやすいコンテンツを作成した. 3 学習者レベルに合わせたコンテンツの多重化 現在のコンテンツを元に基礎,文系,理系を想定した3つのレベルに多重化を検討し整理した. 4 IFCS04,COMPSTAT04をはじめ統計・教育関係の学会での成果発表・研究交流 IFCS04(シカゴ),COMPSTAT(プラハ)および統計関連学会連合大会や数学教育学会において報告を行った.
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