研究課題
本研究の最終目的は、研究代表者が今までに開発し提案してきたランキング法の総括を行うことであるが、適用条件を考慮すると、以下の3つの未解決な問題が残されている。(1)多岐選択問題におけるランキングの決定法について(2)多群間における混合ランキングの決定法について(3)今までに開発したランキングの特性研究について平成16年度(本年度)は、課題(2)を解決することに成功した。平成15年度、研究代表者らは、二群間においての混合ランキングの生成に成功している。もし対象となる集合を三郡以上に拡大すると、二群の時には示せた最適解の存在を導くことが不可能となる。したがって生成された混合ランキングの信頼性を評価する新たな指標が必要となる。本年度はこの新たな指標を生成することに成功し、成果を論文で発表した。この指標を適用することにより信頼性評価を得た混合ランキングの生成を行うことが可能となる。課題(1)は、今までに研究代表者が提案してきたランキング法とは全く異なる特性をもった事例であり、以下の問題を解決することが必要となる。(a)各設問に対し難易度をどの様に定義するか(b)各受験者が各設問に対し獲得した点数の分布をどの程度反映させるか。平成16年度(本年度)は、研究の準備段階として、各設問における難易度の設定法及びウェイト関数の形を提案する予定であったが、様々な数理解析手法を駆使することにより上記の準備段階の課題全てを解決することに成功し、成果を学会で発表してきた。
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