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2005 年度 実績報告書

新たなランキング法を基とした様々な事例に対する順位決定法についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 16500182
研究機関東京都立工業高等専門学校

研究代表者

保福 一郎  東京都立工業高等専門学校, 一般教養科, 助教授 (10229205)

研究分担者 大島 邦夫  東京理科大学, 経営学部, 教授 (90130327)
キーワードランキング / Perron-Frobenius / irreducible matrix
研究概要

本研究の最終目的は、研究代表者が今までに開発し提案してきたランキング法の総括を行うことであるが、そのためには3年間の研究期間内に以下の3つの未解決な問題を解決しなければならない.
(1)多岐選択問題におけるランキングの決定法について
(2)多群間における混合ランキングの決定法について
(3)今までに開発したランキングの特性研究について
課題(2)については平成16年度(昨年度)にほぼ解決しており今年度(17年度)に成果を海外の雑誌INFORMATIONに掲載させることができた.平成17年度の主な研究課題は,課題(1)の解析である.課題(1)は,今までに研究代表者が提案してきたランキング法とは全く異なる特性をもった事例であり、以下の問題を解決することが必要であった.
(a)各設問に対し難易度をどの様に定義するか
(b)各受験者が各設問に対し獲得した点数の分布をどの程度反映させるか。
平成16年度に研究の準備段階として、各設問における難易度の設定法及びウェイト関数の形を提案することができ,この解析を基に(a)の問題を解決することができた.次に(b)の問題であるが,データの数が莫大になると解析が極めて煩雑になる可能性があり,それらの問題を解決すべく新たなアルゴリズムを提案する必要があったが,様々な試行の上,ランキング対象者の規模及びデータの拮抗によるプログラムの不安定が起こらないアルゴリズムを作成することに成功した.このアルゴリズムを適用することにより(b)の問題は解決することが可能となる.今年度は残念ながら時間的に成果を学会で発表することができず,来年度行う予定である.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Ranking Methods for Various Aspects Based on Perron-Frobenius Theorem2006

    • 著者名/発表者名
      I.Hofuku, K.Oshima
    • 雑誌名

      INFORMATION Vol.9,No.1

      ページ: 37-52

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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