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2005 年度 実績報告書

力触覚を用いた歯科治療訓練システム

研究課題

研究課題/領域番号 16500316
研究機関名古屋工業大学

研究代表者

陳 連怡  名古屋工業大学, 工学部, 助教授 (80262947)

研究分担者 藤本 英雄  名古屋工業大学, 工学研究科, 教授 (60024345)
佐野 明人  名古屋工業大学, 工学研究科, 教授 (80196295)
伊藤 裕  愛知学院大学, 歯科補綴学, 教授 (20139950)
阿部 俊之  愛知学院大学, 歯科補綴学, 講師 (80231116)
キーワード医療・福祉工学 / 歯科治療訓練 / 人工現実感 / 仮想空間の構築 / 直接操作 / CG・モデリング / 臨場感 / 力覚・触覚
研究概要

より良い歯科医療を目指して,近年コンピュータなどの先端技術を応用した歯科治療への工学的支援を進めている.歯学は医学の一分野であると同時に、工学の要素を強くもっている.それは、口腔内の再生しない欠損部を人工物で修復し、機能ならびに審美性の回複を図る必要があるためである.歯科の治療の大半が手作業で,職人的な技術と細かな繰り返しの訓練が要する.歯科医療において欠損した歯を修復して本来の機能を取り戻させる治療を補綴治療と呼ぶ.
現在,補綴治療訓練はマネキンなどを使った模型実習を行っている.模型実習の問題点があり,それを補うために本研究では,人工現実感を利用した治療訓練システムを提案している.そこでは仮想環境と仮想患者を作成し,視覚情報と操作感覚の支援によりリアリティーを高めている.そこで,まずVRを用いた歯科治療訓練システムのハードウェアの構築を行い,コンピュータに仮想訓練環境(患者のモデル・歯形状モデル・操作用ツールなど)をソフトウェアにより構築した.そして,入力デバイスによる直接操作できる様々な訓練ケースを作り上げ,ディスプレイから自分操作の様子や危険の回避などの情報フィードバックできるシステムを構築した.
今までの様々な教育訓練システムでは視覚情報のみの呈示はほとんどであるが,力触覚の呈示はかなり困難であり,まだ少ないと言える.操作感覚を伴った歯の切削は最も重要な訓練の一つであるため,力触覚の装置の開発と構築は重要な課題としている.本研究では直接操作できる様々な訓練場面において,力触覚のフィードバックシステムを構築し,歯科訓練に合わせて歯を削る時の微妙な力タッチ感も表現できる力触覚ディスプレイを開発した.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005 2003

すべて 雑誌論文 (2件) 産業財産権 (1件)

  • [雑誌論文] 人工現実感歯科治療訓練システムにおける操作性の向上2005

    • 著者名/発表者名
      陳連怡 ほか5名
    • 雑誌名

      日本機械学会東海支部第54期総会・講演会論文集

      ページ: 47-48

  • [雑誌論文] A computer training system for acupuncture with force feedback2005

    • 著者名/発表者名
      陳連怡 ほか1名
    • 雑誌名

      Proceedings of The First International Conference on Complex Medical Engineering

      ページ: 245-248

  • [産業財産権] 力触覚の可視化を伴うフェザータッチ歯科治療訓練システム2003

    • 発明者名
      藤本, 陳
    • 権利者名
      名工大
    • 公開番号
      特開2005-189297
    • 出願年月日
      2003-12-24

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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