研究概要 |
本研究は行動科学的手法を導入し、これまで明らかにできなかった、ダンス学習における学習と成果をつなぐ過程的事実を明らかにするとともに、その因果関係をとらえる。また、質的研究を併用することによって、授業改善に直接役立つ具体的示唆を取り出す。このことによって、これまで行えなかった客観的内容と精度とによって、ダンス領域における課題解決学習の再検証、再評価を行う。 17年度は、1.2.3.のように研究を進めた。 1.ダンスの学習成果をとらえることのできる,子どもによる評価票を開発するため,作成した43項目の評価票を用いて,できるだけ多くのダンス授業データーを収集し傾向を分析した。 2.グループ活動に焦点を絞り,生徒相互の学習行動を観察して,ダンス学習における効果的な関わりをとらえるカテゴリー分析ならびメンバーの関係性をとらえる簡略化した分析法を試行的に試みた。 3.授業参与観察による生徒行動記述分析を試み,授業改善に直接役立つ質的検討を行った。
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