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2004 年度 実績報告書

スポーツファンの消費プロセス -テレビ・スポーツ放送視聴-

研究課題

研究課題/領域番号 16500398
研究機関一橋大学

研究代表者

早川 武彦  一橋大学, 大学院・商学研究科, 教授 (90114959)

研究分担者 岡本 純也  一橋大学, 大学院・商学研究科, 助教授 (00313437)
早川 宏子  中央大学, 商学部, 教授 (00096158)
キーワードスポーツファン / テレビ視聴 / 消費プロセス / 地域レベル
研究概要

今年度は、研究課題の基礎的作業に着手した。第一に、スポーツファン・テレビ視聴に関する大規模な定量調査に向けて予備調査を二度行った。一度目は、大学生を対象に7月に実施した(有効票182)。二度目は、サッカー観戦者を対象に11月に実施した(有効票584)。これらのデータについては、パーソナル・コンピュータを通じて、入力・編集され、分析が進められた。そこでの分析結果では、ファンの様々な消費行動(試合を見に行く・応援グッズを買う)が主としてテレビなど外部からの情報に依存している傾向が見られた。
第二に、スポーツファンに影響を与えるテレビ映像について、二度のインタビュー調査を行った(8月、12月)。調査は、地域レベルでスポーツファンへ影響を与えるテレビ映像の分析を行うために、地方テレビ放送事業者に、その経営戦略を尋ねた。その結果、地域スポーツ活動をコンテンツとする経営戦略は、まだ明確にとらえられていないことが明らかになった。
今年度の調査からは、ファンはテレビからの情報に強く影響される一方で、そうした情報を提供する放送事業者はこのことを強く意識した戦略をとってはいない、などが明らかとなってきた。
今後の研究課題は、地域レベルでファンの行動を規定するような内的な要因を定量的・定性的に分析する。また、地域レベルの外部情報としてテレビ放送がファンに与える影響について、地方テレビ放送事業者は明確な経営戦略をもたないのはなぜか、その実態を調査し分析する。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] ケーブルTV(CATV)と地域スポーツ振興2004

    • 著者名/発表者名
      早川 武彦
    • 雑誌名

      一橋大学スポーツ研究 Vol.23

      ページ: 19-26

  • [雑誌論文] 大学スポーツが抱える今日的問題2004

    • 著者名/発表者名
      岡本 純也
    • 雑誌名

      一橋大学スポーツ研究 Vol.23

      ページ: 35-40

  • [雑誌論文] 大学生の大学生活への適応過程に関する研究 〜体連の学生における寮生活,食生活管理,モチベーションを中心に〜2004

    • 著者名/発表者名
      早川 宏子
    • 雑誌名

      中央大学保健体育研究所紀要 22

      ページ: 1-29

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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