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2004 年度 実績報告書

老化に伴う筋・骨減弱症予防に関する運動栄養学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16500410
研究種目

基盤研究(C)

研究機関香川大学

研究代表者

松尾 達博  香川大学, 農学部, 助教授 (20270019)

キーワードクライミング運動 / グルココルチコイド / 高タンパク質間食 / パルスフィーディング / 骨格筋 / 骨 / 高齢化 / ラット
研究概要

[目的]今後迎える超高齢化社会において、高齢者の寝たきりを防止することは大きな課題である。そのためには体タンパク質合成を活性化し、筋・骨減弱を防ぐことが重要であると思われる。そこでグルココルチコイドを投与して筋・骨減弱化させたラットを高齢化モデルとして用い、クライミング運動と高タンパク質間食が筋・骨滅弱化を抑制できるか否かについて検討した。
[方法]5週齢Wistar系雄ラットを予備飼育後、クライミング運動を5週間実施さえ適応させた。適応後、(1)普通タンパク質(N)群、(2)低タンパク質(L)群、(3)普通タンパク質+間食(NS)群、(4)低タンパク質+間食(LS)群、(5)普通タンパク質+運動(NE)群、(6)低タンパク質+運動(LE)群、(7)普通タンパク質+間食+運動(NSE)群、(8)低タンパク質+間食+運動(LSE)群の8群に分類し、8週間飼育した。全群のラットにグルココルチコイドであるプレドニゾロンを皮下投与し、高齢化モデルとした。食餌を1日2食制とした(8:30-9:30am/pm)。体タンパク質合成を高めるために間食(12:30-13:30)には1日のタンパク質必要量の70%を与えるパルスフィーディング法を用いた。飼育終了後に屠殺し、組織を採取した。
[結果]ひらめ筋、前頸骨筋重量、前頸骨および大腿骨の破断強度はクライミング運動により有意に増加した。また、高タンパク質間食は運動の効果を有意に高めたが、食餌タンパク質含量(普通あるいは低)による差はみられなかった。
[今後の方針]遺伝子レベルで体タンパク質合成のメカニズムを明らかにすると共に、さらに効果的な食餌と運動の方法を検討する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Effect of voluntary resistance exercise and high protein snack on hind-limb muscle mass and protein synthesis in rats given gluccorticoid injections2004

    • 著者名/発表者名
      Matsuo T
    • 雑誌名

      Health Science 20,3

      ページ: 275-283

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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