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2004 年度 実績報告書

メディアとしてのスポーツの機能に関する社会学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16500411
研究機関九州大学

研究代表者

山本 教人  九州大学, 健康科学センター, 助教授 (50230579)

キーワードメディアとしてのスポーツ
研究概要

平成16年度は、マーシャル・マクルーハンのメディア論を手がかりに、スポーツをメディアとして理解するための理論的枠組みの検討、並びに「メディアとしてのスポーツの機能に関する調査」項目の大まかな設定を行うことを目的とした研究と調査を行った。
マクルーハンのメディア論の検討からは、スポーツがメディア・コンテンツとしてだけでなく、メディアそのものとして機能している可能性が示唆された。こうした検討作業を踏まえ、「メディアとしてのスポーツ」が我々の社会、人間関係、感性などに及ぼす影響を検討するための調査の基本枠組みを、2004年5月に宮崎県延岡市で開催された陸上競技のイベント、「ゴールデンゲームズ in のべおか」と同年11月に開催された「九州一周駅伝」のイベントの観察、および参加者へのインタビュー調査を通じて検討した。
その結果、「メディアとしてのスポーツ」が、ベント参加者の「メンバーシップ」、「相互のつながり」、「社会参加」、「確信や信念」、「他者への影響力」に影響を及ぼしていることが明らかとなった。このことからスポーツは、観戦者に対する多様な影響力を介して、彼らを互いに結びつけているという仮説を得ることができた。
次年度は、こうした理論枠組みを調査項目へと組み替える作業を行った後、実際にスポーツ・イベントに参加している人々を対象とした調査を行い、「メディアとしてのスポーツ」がいったどのような社会的機能を果たしているのかを明らかにする。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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