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2004 年度 実績報告書

動体視力の向上を目指した頭部-眼球協同運動の戦略

研究課題

研究課題/領域番号 16500420
研究機関奈良県立医科大学

研究代表者

和田 佳郎  奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (80240810)

キーワード動体視力 / 頭部運動 / 眼球運動 / 前庭動眼反射 / 追跡性眼球運動 / 衝動性眼球運動 / 周辺視野 / 意識
研究概要

本年度は、動体視力および頭部-眼球運動解析のための生理学実験システムの構築をおこない、実験システムの動作確認を兼ねて実験条件を決定するため予備実験をおこなった。
実験システムの構築状況の詳細は以下のとおりである。
視覚刺激装置:異なるソフトを用いて2種類の視覚刺激プログラムを作成した。一つはC言語を用いたプログラムで、1〜9の数字が設定した速度でランダムに表示される。もう一つはMatLab Psychophysics Tool Boxを用いたプログラムで、右あるいは左が開いたランドルト環が設定した速度、位置、提示時間で表示される。このような運動物体を22インチCRTモニター上に提示し、被験者に回答させる。
頭部運動測定装置:ポテンシオメーターを用いた頭部回転運動測定装置を自作した。
眼球運動測定装置:比較検討した結果、頭部運動中の眼球運動測定に適したDC-EOGを採用した。
データ収集・解析装置:データ収集・解析ソフトであるPowerLabを用いて、上記の視覚刺激信号、頭部運動信号、眼球運動信号を同時に収集するシステムを構築した。
解析システム:MatLabを用いて解析プログラムを作成した。
予備実験の進行状況は以下のとおりである。
これまでのところ、4人の被験者を対象に、上記の実験システムを用いて実験をおこなった。提示した視覚刺激や測定データの内容については問題がないことを確認した。現在、回答の正答/誤答と頭部-眼球運動の関係について解析をおこなっている。運動物体とgaze(頭部+眼球)の位置が離れていても正答が多い、被験者が自信ないと答えた場合も正答が多いなど、予想外の結果も得られており、今後の研究の発展が期待できる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 前後方向の直線運動によって誘発される眼球運動における視覚前庭相互作用2005

    • 著者名/発表者名
      和田佳郎
    • 雑誌名

      VISION 17巻・1号

      ページ: 23-26

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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