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2004 年度 実績報告書

女子アスリートの筋力トレーニングにおける成長ホルモン分泌の影響

研究課題

研究課題/領域番号 16500430
研究機関武庫川女子大学

研究代表者

田中 繁宏  武庫川女子大学, 文学部, 教授 (10275232)

研究分担者 野老 稔  武庫川女子大学, 文学部, 教授 (90140425)
相澤 徹  武庫川女子大学, 文学部, 助教授 (10340944)
小柳 好生  武庫川女子大学, 文学部, 講師 (20340945)
坂井 和明  武庫川女子大学, 文学部, 講師 (90247099)
キーワード成長ホルモン / テストステロン / 最大酸素摂取量 / IGF-1 / GFBP-3 / 筋力トレーニング
研究概要

呼気ガス分析器(S&ME社製,VO2000)を用いて,トレッドミルでの最大酸素摂取量を女子学生67人(15人:非運動群,52人:運動群)を対象に測定した。尿中成長ホルモン(早朝尿),尿中テストステロンも測定した。さらに血液中IGF-1,IGFBP-3も測定した。67人全員における最大酸素摂取量と各パラメータとの相開関係の検討では,IGF-1のみが相関し,尿中成長ホルモン,尿中テストステロン,血液中IGFBP-3とは相関しなかった。しかし,運動群52名での比較検討では,最大酸素摂取量は尿中テストステロンと正の相関を示した。IGF-1,IGFBP-3,成長ホルモンとは相関しなかった。15人の非運動群では最大酸素摂取量はIGF-1と相関し,尿中テストステロン,血液中IGFBP-3とは相関しなかった。女性にとって成長ホルモンは現実的には筋肉増強作用をもつホルモンとして重要と考えられていて,我々もそう考える。しかし,テストステロンも全く無関係という訳ではないことが示唆された。そこで,筋力トレーニングで尿中テストステロン,尿中成長ホルモンが変化するかどうかを検討した。対照は筋力トレーニングをしない運動クラブ群。その結果,筋力トレーニングの前後での尿中成長ホルモン,およびテストステロンの比較検討では筋力トレーニング群および対照群で有意な変化を認めなかった。しかし,これら運動群では高校時,および大学入学後もずっとトレーニングされていて,新規にトレーニングされた訳ではない。ただ,筋力トレーニング期の前後では変化がなかったといえる。さらに現在,文献的考察も含め実験結果を詳細に検討中である。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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