研究課題/領域番号 |
16500455
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 福岡県立大学 |
研究代表者 |
上田 毅 福岡県立大学, 人間社会学部, 助教授 (90254648)
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研究分担者 |
石原 一成 福岡県立大学, 人間社会学部, 助手 (80347690)
鍋谷 照 静岡英和女学院大学, 短期大学部, 講師 (20390015)
上田 真寿美 山口大学, 医学部, 講師 (30332810)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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キーワード | Visual Analogue Scale / 主観的運動強度 / Feeling Scale / 水中歩行 / 血圧 |
研究概要 |
生活様式や食事の欧米化にともなう運動不足や栄養過多による生活習慣病の増加に対する危機感から、各種の運動・スポーツプログラムに参加して汗を流す人は年々増加傾向にある。この傾向自体はとても良いことであるが、問題は必ずしも全てに運動実施者が継続的に運動出来ないことにある。運動やスポーツについても「継続は力なり」である。スポーツクラブでの運動・スポーツプログラムにしても、自主的な運動・スポーツにしても、継続できてこそ、その効果が得られるものと考えられる。 本研究では、運動の継続性について、一回一回の運動の評価が関連すると考え、この一過性運動の評価が記憶として残り、この記憶は次の運動やスポーツの機会に参加するか参加しないかを判断する材料の一つとなると考えた。 一般に、運動の評価は、ボルグの主観的運動強度(ratings of perceived exertion : RPE)が用いられる。本研究では、新たにvisual analog scale(VAS)を作成し、種々の生理指標や知覚指標との比較を行うことによりその有用性を検討した。その結果、解決すべき課題はあるもののVASは有効な指標であることが認められた。 またRPEを水中運動で適用する際、RPE応答の特徴について検討した。さらに水中での運動が推奨される中高年女性を対象に、水中運動における血圧応答を含む生理指標とRPEの関係を検討した。その結果、本研究における対象者の80%の者が高血圧に分類される可能性のある血圧の高い者であったことと、高血圧に分類される程の血圧が高い対象者でもRPEについては、無症候性であり、運動による危険を知らせる警告サインは発せられなかったことがわかった。
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