研究概要 |
(1)平成16年度までの新入生オリエンテーションにおけるたばこ健康教育の評価 平成16年12月に仙台大学体育学部の学生(約1,900名)の約8割の学生を対象に、上記たばこ教育の評価に関するアンケートを実施した。集計中であるが、例えば4年生においても「新入時のたばこ健康教育が、現在の非喫煙に影響している」という回答が散見されるなど、効果を示すデータが期待されているところである。 (2)平成17年度新入生オリエンテーション用の健康教育リーフレットの作成し、実際にそれを用いて健康教育を実施した。 新入生オリエンテーションでは健康教育にあまり時間がとれないので、より印象に残る健康教育を行うために両面カラー印刷のリーフレットを作成した。内容は以下のとおりである(費用は1枚あたり約22円)。 タイトル:「禁煙と骨密度測定で健康度アップ-大学生の健康管理を支援します-」 表面:たばこ編(1)在学中にタバコに手を出さない!(在学中に喫煙を開始する学生が多いことを示す図呈示、友人にたばこをすすめないようにという呼びかけ記載)(2)携帯メールでの禁煙サポートに登録しよう(高橋裕子医師主催の大学禁煙化プロジェクトの禁煙カレッジマラソンへの参加呼びかけおよび登録手続きの案内) 裏面:骨密度編(1)健康診断時の骨密度測定の呼びかけ(骨密度は運動・栄養状態の指標であること、大学生は骨密度をアップしやすいこと、無水式超音波計の測定結果例の呈示)(2)栄養改善・運動実践のためのパンフレットを測定時に無料提供すること(作成費用は1冊あたり約350円) (3)平成16年12月骨密度測定(パイロット調査は6月に実施) 1年生(約480名)を対象に、骨密度測定の参加者を募り、同時に、簡単な自重負荷運動、ストレッチの運動指導および栄養教育を実施した。約40名が参加した。その際、先述のパンフレット「大学生の骨密度チェック-健康度アップのために-」を使用した。
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