研究課題/領域番号 |
16500458
|
研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
上村 隆元 杏林大学, 医学部, 講師 (10232795)
|
研究分担者 |
宮木 幸一 慶応義塾大学, 医学部, 助手 (20327498)
森口 尚史 東京大学, 先端科学技術研究センター, 特任助教授 (10334351)
武林 亨 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (30265780)
|
キーワード | コホート / QOL / 健康効用値 / QALYS / 介入研究 / 健康にっぽん21 |
研究概要 |
1、地域における健康効用調査のためのインフラ整備 人口4962名、世帯数1522世帯の(2003年4月現在)群馬県中部に位置する小さな地方自治体の群馬県倉渕村を地域コホート群とした。すでに同村において健康にっぽん21に連動した地域の健康つくり運動が開始されており住民・学府・行政の三位一体による組織つくりを行った。住民に対して各自対面式で研究概要を説明し、本調査研究の利益または考えられる不利益に関して説明を実施し、インフォームドコンセントを得た。これと同時に村長、保健福祉課長レベルには健康効用測定理論に関する解説を施行し、村が企画する健康推進活動のいくつかを解説していただき、前向きコホート研究として追跡研究を行う上で、介入施策としての妥当性の検討を行ってきた。これらの基本的な研究協力の合意をもとに、各世帯および各個人レベルでの健康情報へのアクセスに対する承諾を得て、健康効用値測定質問票への回答を求める準備を整えた。 2、同村基本健診に時期をあわせた健康状態のベースライン調査 同村居住者成人健診対者の健康調査を行い健康状態のベースライン調査を行った。以降、健康教育などの介入を進め健康情報と健康効用値を経時観察する。研究協力者宮口信吾は同村40歳以上の成人健診を榛名荘病院で担当し、インフォームドコンセントが得られた対象者についての健康情報の収集と統括を行う。村長と保健福祉課長は調査データの収集と村民への協力体制つくりとその維持を担当した。武林亨は本コホートの質を高める方策を施行し、分担研究者森口尚史は、対象集団のなかで特に肝炎患者を対象とし、臨床ゲノム科学研究と健康効用値研究の成果を融合させた「個々の患者特性に応じた最適治療戦略モデル」のバージョンアップを図った。
|