研究課題/領域番号 |
16500458
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研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
上村 隆元 杏林大学, 医学部, 講師 (10232795)
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研究分担者 |
宮木 幸一 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (20327498)
森口 尚史 東京大学, 先端科学技術研究センター, 特任助教授 (10334351)
武林 亨 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (30265780)
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キーワード | コホート研究 / QOL / 健康効用値 / QALYS / 介入研究 / 健康にっぽん21 |
研究概要 |
1.地域における健康効用調査 平成18年1月23日、当該研究コホート地域である倉渕村は合併により高崎市倉渕町となった。行政主導の健康くらぶち21では地域の健康つくり運動が開始されており、研究グループとして、健康教育による緩やかな介入と、学童、成人、高齢者、それぞれの群に健康寿命にインパクトを与える因子に照準を当てたベースライン健康状態の調査を施行した。調査協力にインフォームドコンセントの得られた対象者には個人のデータの返却はもとより地区全体での健康作り運動の推移と成果をフィードバックした。今後、前向きコホート研究として追跡研究を行う上で重要な行政協力の素地として合併協議書に研究続行を盛り込むと同時に介入施策としての妥当性の検討を行ってきた。これらをもとに、各世帯および各個人レベルでの健康情報へのアクセスに対する承諾を得て、健康効用値測定質問票への回答を求めた。 2.健康状態のベースライン調査 同村居住者成人健診対者の健康調査を行い健康状態のベースライン調査を行った。3区、4区、5区、7区の高齢者に感覚器・運動器を中心とした健診を行った。425名で視力、聴力、眼圧、姿勢測定、関接機能、骨密度など。以降、健康効用値を併せ経時観察する。保健福祉課長は調査データの収集と村民への協力体制つくりとその維持を遂行した。武林亨は本コホートの質を高める方策を施行し、分担研究者森口尚史は、対象集団の肝炎患者有病率を想定し、臨床ゲノム科学研究と健康効用値研究の成果を融合させた「個々の患者特性に応じた最適治療戦略モデル」のバージョンアップを図った。
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