研究課題/領域番号 |
16500461
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 椙山女学園大学 |
研究代表者 |
内藤 通孝 椙山女学園大学, 生活科学部, 教授 (10198012)
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研究分担者 |
加藤 陽二 兵庫県立大学, 環境人間学部, 助教授 (30305693)
鍋野 由佳 椙山女学園大学, 生活科学部, 助手 (10410614)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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キーワード | トリグリセライド / レムナント / 脂肪負荷試験 / 酸化ストレス / 抗酸化能 / 運動 / 喫煙 / 脈波伝播速度 |
研究概要 |
本研究では、脂質負荷、運動、および喫煙の酸化ストレスを主とする種々の影響を検討した。研究課題は次の3つの部分から成る。 (1)経口脂肪負荷試験の血中脂質変動解析:若年健常男性および女性を用いて、経口脂肪負荷試験の血中脂質の変動、酸化ストレス、抗酸化能に対する影響を比較検討した。トリグリセライド、レムナント・トリグリセライドは、女性に比べて男性では最高値が高く、その後の低下も遅延した。経過中、抗酸化力、酸化ストレス値に変動は見られなかった。男性では女性に比べて、肝におけるレムナント産生能が高いか、またはレムナントのクリアランスが遅延していることが示唆された。 (2)運動負荷による酸化ストレスと抗酸化能に対する影響:高校水泳選手を対象に、運動負荷による酸化ストレスおよび抗酸化力の動向を検討した。抗酸化力(BAP)は負荷開始後から経時的に上昇し、負荷終了時に最高値に達した。終了30分後には負荷前値に回復した。酸化ストレス(d-ROMs)は全経過を通して大きな変動は見られなかった。乳酸は負荷開始後大きく上昇し、終了時に最高値に達し、終了30分後には前値に回復した。抗酸化力と乳酸値は有意な正相関を示した。以上より、運動選手では酸化ストレスへの抵抗性が高まっていると推測され、日頃から鍛錬している運動選手では、運動によって抗酸化能が高まり、活性酸素の傷害が発生しにくくなると考えられた。 (3)喫煙と運動負荷が脈波伝播速度に及ぼす影響:健常若年女性の安静時脈波伝播速度(CAVI)値の基礎資料を集め、健常者におけるCAVIと生活因子との関連を研究し、 CAVIの意義を検討した。さらに、運動習慣や喫煙習慣の有無がCAVIに及ぼす影響を検討した。男性では喫煙群でCAVIが高値を示し、喫煙の影響が見られたのに対し、女性では差が見られなかった。以上の結果より、若年から良い生活習慣を身に付けることの重要性が示唆された。
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