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2004 年度 実績報告書

EBMに基づいた医療従事者におけるストレスマネージメントの効果・評価に関する検討

研究課題

研究課題/領域番号 16500465
研究機関久留米大学

研究代表者

豊増 功次  久留米大学, 健康・スポーツ科学センター, 教授 (50172218)

研究分担者 吉田 典子  久留米大学, 健康・スポーツ科学センター, 助教授 (10210709)
川口 貞親  九州大学, 医学部, 講師 (00295776)
キーワード個人面接 / 職業性ストレス簡易調査票 / アロママッサージ / GHQ28日本版 / POMS / ストレスホルモン / ストレスマネージメント
研究概要

1)平成15年度の新規採用看護師のうち、ストレス調査後に面接を行った面接群(43名)と受けなかった非面接群(22名)に対し、本年度(平成16年)に平成15年とほぼ同時期にストレス調査を再度実施した。その結果、非面接群に比べ面接群では、仕事の負担度、コントロール度、仕事の適合性などの職業性ストレッサーの程度は有意に減少し、GHQ総得点と不安・不眠得点は、有意に減少しストレス反応の軽減が見られた。以上から面接(カウンセリング)による介入効果が明らかになった。
2)本年度の調査後に面接に関するアンケート調査(面接を受けた理由、受けなかった理由、調査後に変わった点)を行い、その回答結果を面接群と非面接群で比較検討した。
その結果、面接群では、話を聞いてほしかった、自分のストレス度を知りたかったが受けた理由で、面接を受けて楽になった、安心感を持ったが変わった点であった。非面接群では仕事が忙しかったのが受けなかった理由であった。以上から面接(カウンセリング)による介入効果が明らかになり面接は、職場で実施可能な手段ではないかと考えられた。
3)ストレス軽減を目的とした健康教室を地域住民22名(女性、平均年齢55歳)に対し、開催した。講座の内容は、個人面談、ストレス教育、アロママッサージなどのリラクセーションプログラムで約2ヶ月間行なった。その結果、マッサージ前後で血圧・脈拍数および気分の変化を表すPOMS得点は有意に改善した。講座前後でもGHQ28によるストレス反応の軽減が認められた。血中ストレスホルモンは変化しなかった。以上からストレス軽減を目的とした介入プログラムの開発に寄与する結果が認められた。平成17年度は、職場で開催し、職場におけるストレスマネージメントの有用性を明らかにしたい。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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