研究課題/領域番号 |
16500465
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
豊増 功次 久留米大学, 健康・スポーツ科学センター, 教授 (50172218)
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研究分担者 |
吉田 典子 久留米大学, 健康・スポーツ科学センター, 助教授 (10210709)
川口 貞親 九州大学, 医学部, 講師 (00295776)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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キーワード | リラクセーションプログラム / 休養(休暇) / 個人面接 / 職業性ストレス簡易調査票 / POMS短縮版 / マッサージ / リラクセーショングッズ / クロモグラニンA |
研究概要 |
1)職場で実施可能なストレス軽減を目的としたリラクセーション介入プログラムを開発する。平成16年に考案した介入プログラムを医療従事職員21名に勤務時間後、職場内で約2ヶ月間実施した。その結果、介入前後で血液などのストレスホルモンの変化は見られなかったが、血圧・脈拍数および職業性ストレス簡易調査票やPOMSから求めたストレス反応や気分の変化は好転した。また出席率は80%以上であり、職場で実施可能なプログラムと考えられた。2)有給休暇の取得状況とストレス、ストレッサーとの関係を明らかにする。人事データから求めた某病院勤務の看護師300名の1年間に取得した有給休暇日数は、平均13.5日であった。有給休暇日数とストレス関連指標ストレス得点や職業性ストレッサー得点など)との関係を、年齢と勤務年数の影響を除いた偏相関分析から検討した。その結果、ストレス反応とは関係が見られなかったが仕事の負担度(量・質)と負の関係が見られ、有給休暇の活用は、仕事ストレスの軽減に有用である可能性が示唆された。3)個人面接による介入効果(直接効果)を主観・客観的指標により明らかにする。面接を受けた38名は面接後に、脈拍・血圧は低下し、POMS短縮版で求めた気分は好転した。4)リラクセーショングッズを用いた職場のストレスマネージメントの有用性を明らかにする。電動式マッサージチェアを職場内に設置し、そのマッサージによるリラクセーションの効果を、職員8名を対象に血圧・脈拍、POMSやストレスホルモンの変化から評価した結果、唾液中のクロモグラニンA濃度には変化が見られなかったが、血圧・脈拍、POMSは改善が見られた。
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