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2004 年度 実績報告書

産褥後うつ病のリスク因子に関する疫学研究

研究課題

研究課題/領域番号 16500467
研究機関大阪市立大学

研究代表者

白田 久美子  大阪市立大学, 医学部, 教授 (90310739)

研究分担者 前田 勇子  大阪市立大学, 医学部, 助手 (20321135)
吉村 弥須子  大阪市立大学, 医学部, 助手 (10321134)
廣田 良夫  大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 教授 (20080624)
田中 隆  大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 助教授 (30227144)
キーワード産褥後うつ病 / Beck Depression Inventory / 疫学研究 / ストレス / Edinburgh Postnatal Depression scale / Logistic Regression Model / 生活習慣
研究概要

2003年6月〜2004年7月の間に大阪市内の医療機関産婦人科を受診し、妊娠が確定した女性で、分娩を希望し質問票に回答が得られた152名の調査対象をもとに解析し、疫学学会で「妊娠初期におけるうつ状態に関連する要因」のテーマで発表した。その研究に関する情報収集方法は生活習慣に関する自記式調査票とBeck Depression Inventory(BDI)質問票の2種類である。解析対象者はそれらの情報が得られた者のうち、採用基準に合致しないものを除外した144名(平均年齢31.9歳、範囲;22.5-48歳、解析にはSAS Ver.8.2を使用し、解析方法として目的変数はBDIとし、調査法で11点以上をうつ症状あり(46名)とした。また説明変数は単変量解析と年齢調整解析の結果、および医学・生物学的観点から、年齢、睡眠時間、喫煙、婚姻状況、妊娠中の食生活、今後の食生活、外食の利用、料理済み食品の利用、コーヒー摂取とした。統計学的解析は、ロジスティックモデルによりオッズ比(OR)および95%頼区間(95%CI)を求めた。結果、単変量解析で有意差、または境界域の有意差を認めたのは、年齢、喫煙習慣、コーヒー摂取。年齢調整後に有意差、または境界域の有意差を認めたのは、喫煙習慣、婚姻状況。そして最終モデルで境界域の有意差を認めたのは、年齢(0.41;015-1.15)であった。まとめとして年齢が妊娠初期のうつ症状と負にお関連を有することが示唆された。その後も調査を継続し1回目(妊娠7-12週)の調査対象は341人となり、平成17年2月末でベースライン調査は終了した。2回目(妊娠36週-分娩)、3回目(分娩後1ケ月以内)についての調査は継続中である。
今後は調査結果を解析し、まとめ発表する予定である。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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