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2005 年度 実績報告書

産褥後うつ病のリスク因子に関する疫学研究

研究課題

研究課題/領域番号 16500467
研究機関大阪市立大学

研究代表者

白田 久美子  大阪市立大学, 医学部, 教授 (90310739)

研究分担者 前田 勇子  大阪市立大学, 医学部, 助手 (20321135)
吉村 弥須子  大阪市立大学, 医学部, 助手 (10321134)
廣田 良夫  大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 教授 (20080624)
キーワード産褥後うつ病 / Beck Depression Inventory / 疫学研究 / Edinburgh Postnatal Depression Scale / ストレス / 生活習慣
研究概要

産褥後うつ病の発症と最近の社会状況下でのストレス、生活習慣、生活環境との関連をみることでリスク因子を明らかにすることを目的に研究を行っている。方法として調査期間は、2003年6月〜2005年7月で終了した。調査対象者は、大阪市内の医療機関産婦人科を受診し、妊娠が確定した女性で、分娩を希望し質問票に回答が得られたもので3回の縦断研究を行った。調査票の集計結果は、1回目(妊娠7-12週)の生活習慣に関する自記式調査票は337名、産褥期うつ病の調査票は、Beck Depression Inventory (BDI)とEdinburgh Postnatal Depression Scale (EPDS)で334名、2回目(妊娠36週-分娩)のストレスについて調査は151名、産褥期うつ病の調査票は150名、3回目(分娩後1ケ月以内)の産褥期うつ病の調査票は127名のデータであった。このデータを基に、ロジスティックモデルにより、オッズ比(OR)および95%頼区間(95%CI)を求めている。解析には、SAS Ver.8.2を使用する。
結果、現在は調査対象の背景について集計が終わった段階である。調査対象者の背景は初産婦147名(46.8%)、経産婦167名(53.2%)、平均結婚年数は4.06±2.83年、就業状況では就業している204名(65.0%)、就業していない108名(34.4%)、里帰り分娩をする79名(25.2%)、里帰り分娩をしない202名(64.3%)、年収500万以上が138名(43.9%)、学歴は高校までの人は83名(26.5%)、短大等まで144名(46.0%)、大学卒業84名(26.8%)であった。このように就業している人が多く、高学歴で高収入の人が多い集団であることがわかった。
これからは目的変数をBDIまたはEPDSとし、説明変数は単変量解析と年齢調整解析の結果、および医学・生物学的観点からの変数を選択し、解析し論文としてまとめ発表する予定である。

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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