研究概要 |
小学1,2年の生活科の授業で、割り箸を製作させ、作った割り箸を給食時に利用させた。このものづくり活動を通して、つくることの意義を学習させるプログラムを検討した。授業を通して、日常の生活で使う物が自分の手で作ることができ、それを利用することで、子ども達はものづくりに高い興味・関心を示すことを明らかにした。 小学3,4年生を対象に、竹を使った楽器と竹とんぼの製作を提案した。具体的には、竹を使った楽器として、東南アジアの民族楽器として有名なアンクロンの製作を教材化し、製作物を周波数分析して、3オクターブ揃えることで演奏に供することを明らかにした。竹とんぼでは、羽根を削り出す角、重量、幅、長さなどが飛行高さおよび距離に及ぼす影響を検討した。 小学5,6年生を対象に、グライダー教材を開発した。胴体と翼にバルサ材を用い、主翼と尾翼の位置を可変できる機構とした。両翼の位置が飛行に及ぼす影響、また重心が飛行に及ぼす影響を検討できる模型とした。実際に授業を行い、生徒の反応を分析した。 中学生を対象に、ペットボトルを利用したサボニウス型風車の製作を教材化した。羽根の枚数、角度、及び風速と回転数の関係について基礎的なデータを採取した。そこで、最も効率の良い風車を作るためのマニュアルを作成した。同風車を利用した発電についても検討している。 その地、スターリンエンジンを用いた教材の開発を行った。また、レゴを利用した簡単なロボット教材に注目し、それをロボコンコンテストに発展させるための方法等についても検討している。
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