研究課題
1.都市河川の自然環境の回復と保全を目指したプログラムの開発昨年度学生向けに開発した河川環境の測定・評価のための生物的・化学的指標を用いて、都市河川の現状をモニタリングし、その結果に基づき、問題解決策の提言を行う教育プログラムをデザインし、実施した。(1)都市河川の有機物汚濁の現状を把握できるC-BOD測定手法を用いて、下水処理場からの放流水(再生水)が及ぼす新たな問題に焦点を当てたプログラムを開発、実践した。(2)簡便法COD法の有効性の検証及び学生や市民が本方法を利用しやすい条件を検討した。その結果に基づき、鶴見川で調査を行い、結果をマップ化するプログラムを開発、実践した。(3)日韓の大学生を対象とし、日韓の典型的な都市河川が抱える問題や課題を参加者が自ら発見することを目的として、「都市河川調査と河川の環境目標の作成」をテーマとした環境教育プログラムを開発、実践した。プログラムは環境教育に必要な6つのステップ((1)現場体験、(2)河川調査、(3)調査データの整理と解析、(4)問題の発見、(5)川の環境目標の設定、(6)発表と情報発信)を組み込み、鶴見川(横浜市)と温泉川(釜山)で実施した。温泉川では、日本の2大学の学生、NGO、企業から42名と韓国の2大学の学生、市民61名が参加し、5地点で現地視察、水質調査を行い、ワークショップを実施した。2.「熱帯雨林の保全と復元」プログラムの開発と実施前年度の参加学生によるプログラム評価を多変量解析で解析した結果に基づき、プログラムを改善し、豪州・クイーンズランド州の熱帯雨林で、学生32名を対象とし、2週間のプログラムを実施した。GPSカメラによる新たな手法を導入し、過去のプログラムで植林を行った熱帯雨林、孤立した熱帯雨林を緑の回廊でつなぐ復元活動に用い、その有効性を検証した。また、学生主体の英語によるwebレポート作成を導入し、大学のホームページで公開した。
すべて 2006 2005
すべて 雑誌論文 (13件)
Proceedings of JSEE/ACCU Asia-Pacific Conference for Environmental Education Research Professionals
ページ: 74-79
環境教育(日本環境教育学会学会誌) Vol.4 NO.3
ページ: 58-64
日本水環境学会・第39回大会講演集
ページ: 28
第31回日本環境学会研究発表要旨集
ページ: 190-191
第31回日本環境学会・研究発表要旨集
ページ: 128-129
第31回日本環境学会.研究発表要旨集
ページ: 188-189
日本環境教育学会・第16回大会研究発表要旨集
ページ: 123
武蔵工業大学環境情報学部紀要 Vol.6
ページ: 97-101
日本陸水学会第70回大会講演要旨集
ページ: 203
International Symposium on Environmental Education, Musashi Institute of Technology (Dept.Environmental and Information Studies)
ページ: 72
ページ: 73
Computer and Education Vol.18
ページ: 57-68