| 研究分担者 |
澤田 泰明 金沢工業大学, 基礎教育部, 教授 (80064442)
松岡 史和 金沢工業大学, 基礎教育部, 教授 (10064461)
福田 一郎 金沢工業大学, 基礎教育部, 教授 (90064435)
山野 剛助 金沢工業大学, 基礎教育部, 教授 (50064465)
大林 博一 金沢工業大学, 基礎教育部, 助教授 (60169050)
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| 研究概要 |
1 工学者の素養としての人間力を研究・定義し,その定義に基づいて,学力に関する調査に加え,学力以外の学習に対する意識や実態など人間力に関する調査内容・項目を研究した。
2 上記研究に基づき、本学の2年生から大学院生(115名)の人間力に関するアンケート調査(トライアル)を行い、その結果を工学基礎教育セミナーで発表した。さらに、平成17年度からの本格的な調査の実施準備を行った。
3 これまで検討してきた学習到達度別カリキュラムを平成16年度からスタートさせた。学習到達度別カリキュラムとして,基礎数理コース(工学の基礎である数学・物理の基礎を学ぶことから始め,その修得を経て数学・物理・工学を統合した数・理・工統合を学習する)と数理工統合コース(所要のレベルに達している学生には,入学後すぐに数・理・工統合を学習する)からなる工学基礎教育カリキュラムを設けた。
4 基礎数理コースでは,人間力教育の観点から自学自習をベースとした授業形態,テキスト形態などを研究した。具体的には、自学自習用の教材として、パソコンを利用するCD教材を作成し、その教材を自宅で学び、別途用意した演習書で演習する。授業では、学生との対話を重視し、質問・解説を行う。このように学習意欲を触発し,自学自習を身につける教育を行った。学生アンケートによれば、70%以上の学生がこの授業に満足している。
5 数理工統合コースでは、学生の知的好奇心を涵養するため、数学、物理のトピックスを取り上げたWeb教材を開発した。
6 数学・物理教育における人間力教育について,上述の内容を工学基礎教育センターが開催した第3回工学基礎教育セミナーで発表し、参加した高校や大学の数学,物理教育関係者などから,本研究の方向性について討議し,外部評価を受けた。
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