研究課題/領域番号 |
16500574
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 大阪府教育センター |
研究代表者 |
佐藤 昇 大阪府教育センター, 教科教育部, 主任研究員 (70187219)
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研究分担者 |
落合 清茂 大阪府教育センター, 教科教育部総括, 研究員 (00125246)
桝井 俊彦 大阪府教育センター, 教科教育部, 研究員兼指導主事 (00372128)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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キーワード | 地学教育 / デジタル地学 / デジタル教材 / 自然環境モニタリング / ヒートアイランド / 光害調査 / 教材開発 / 教員研修 |
研究概要 |
高等学校等ての地学学習の履修率向上を目指した、「情報地学(デジタル地学)」という新たな利目の確立のために、教材開発を中心とする研究を行った。1 環境モニタリンクを主題とする、大阪などの都市域に特有な素材の教材化として、都市化にともなう「ヒートアイランド現象」や「光害や大気汚染の指標のための星空観察」の調査・研究を行った。(1)「ヒートアイランド」の観測は、大阪市を中心に約10km四方ごとに14点の観測地点を大阪府内に設置し、データロガーによる温度・湿度の10分ごとの連続観測を行った。その結果、大阪市とその東部を中心としたヒートアイランドの実態か明らかになった。一例として最低気温の月平均値の都心部と郊外との差は春・秋季に大きくなる傾向が見られたことや、日中には海風によるヒートアイランド抑制効果かおること等か明らかになった。また、リアルタイムの気象データをweb上(http://www.diges.net/)に掲載した。(2)「星空観察」の調査を学校なとの教育現場において児童生徒か取り組み易くするために、デジタルカメラや冷却CCDなどの電子デバイスにより撮影された星野写真から夜空の明るさをコンピュータを用いて測定する方法を考案した。実際に天体観測 を実施し、都市部と郊外や山間部との差を求めることがてきた。2 これらの観測結果を「ヒートアイランドの実態」や「天体画像処理」として、教員研修の中で実習として活用した。3 新たなデジタル教材の開発として、インターネット上にある各種気象情報を利用した局地気象に関する時系列変化の教材化や、近年の自然災害に関するデータベース化などを行った。
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