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2004 年度 実績報告書

ISSを活用した新世紀型科学教育を実現する「地球観測ナビゲータ」の開発

研究課題

研究課題/領域番号 16500583
研究機関岐阜大学

研究代表者

川上 紳一  岐阜大学, 教育学部, 教授 (80183036)

キーワード国際宇宙ステーション / IT / シミュレーション / 地球 / 人工衛星 / 科学教育
研究概要

本研究は,国際宇宙ステーションなどの人工衛星を活用した科学教育プログラムの開発である.これまでに科学研究を目的とした明るい人工衛星の飛行経路や到来時刻を予報したホームページを公開し,運用を続けている.今年度はこのプログラムにエンビサット,アクアなどの科学衛星のほか,コスモスシリーズの偵察衛星,通信衛星であるイリジウムなどの予報も追加し,観測対象を増やした.
一方,国際宇宙ステーションから見た地球をシミュレーションするソフト「地球観測ナビゲータ」の静止画版についてもプロトタイプを開発し,インターネットで公開している.夜の地球の人工衛星画像についてはパフォーマンスが低いため現段階では考慮していないが,国際宇宙ステーションからみることができる天体や星座については名前を表示するサブソフトを追加した.
さらに,スペースシャトルや国際宇宙ステーションから撮影した火山,海洋島,河川,都市,クレーターなどの情報をデータベース化し,「宇宙からみた地球」というコンテンツとして公開した.これらの学習情報を地球観測ナビゲータと合体させ,科学教育用学習システムへと発展させていくことは今後の課題である.
また,「地球観測ナビゲータ」の動画版については試作を行ったが,インターネットでアクセスするにはパソコンの性能に限界があり,地球の人工衛星画像を10kmまで落とさなければ実用できないことが明らかになり,公開は断念した.さまざまな検討や情報技術分野における最先端の研究成果を評価するなかで,すでに業者によって開発されているゲーム・エンジンを利用すれば,実用モデルが開発できる可能性があり,今後も検討を続けていく計画である.
本研究で開発したソフト「地球観測ナビゲータ」静止画版は,学習教材として,教育情報ナショナルセンターのサーバーにも登録された.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 国際宇宙ステーションを活用した21世紀型科学教育2004

    • 著者名/発表者名
      川上紳一
    • 雑誌名

      岐阜大学教育学部研究報告(自然科学) 28

      ページ: 99-101

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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