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2004 年度 実績報告書

手話ビデオ学習の知的支援システム

研究課題

研究課題/領域番号 16500616
研究機関近畿大学

研究代表者

田中 一基  近畿大学, 工学部, 講師 (60351657)

研究分担者 黒瀬 能聿  近畿大学, 工学部, 教授 (00043802)
キーワード手話 / カラートラッキング / オプティカルフロー / 固有空間法 / フーリエ記述子 / 調動 / 音韻 / 文字列照合アルゴリズム
研究概要

1.調動の重要特徴抽出法および重要特徴のモデリング手法
(1)手話熟練者の動画像から手指の重要な動作・形状を抽出する次の手法を確立した.
(1-1)手指の肌色抽出および局所相関法により算出したオプティカルフロー画像全体に対し,固有空間法を適用し,主成分のフローベクトルを抽出する.オプティカルフロー特徴の情報圧縮の効果により,熟練者と学習者の特徴を照合・評価する処理に要する負担が軽減される,
(1-2)手指にカラー指サックとリストバンドを取り付け,これらの重心位置をカラートラッキングし,動作軌跡の形状と手指形状を計測する.カラー装着具を用いることにより,ロバストな抽出が可能となる.さらに,動作のぶれや,手指の隠蔽によって動作軌跡に生ずる高周波ノイズの問題に対し,P形フーリエ記述子により高周波を除去し再生した軌跡を解析対象とすることで解決できることを明らかにした.
(2)抽出した特徴を,大局的特徴および局所的特徴の音韻を組み合わせて表現する手話のモデリング手法を確立した.これにより,学習者の誤りを音韻単位で抽出して指摘することが可能となった.
2.特徴の照合法
熟練者の特徴に照らして学習者の特徴をチェックするための,文字列照合アルゴリズムを応用した特徴照合法を開発した.一般に,学習者手話の特徴系列には誤り動作の特徴が含まれるが,本照合法により,正しく行った部分動作特徴と誤りとを分離して抽出することが可能となった.なお,特徴照合は音韻特徴の単位で行う.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 手話学習支援のための動作解析法2005

    • 著者名/発表者名
      田中一基 他
    • 雑誌名

      教育システム情報学会研究報告 Vol.19, No.5

      ページ: 77-82

  • [雑誌論文] Gesture Recognition Based on a Path Searching Method in Weighted Graphs for Focusing on Important Action2004

    • 著者名/発表者名
      K.Tanaka
    • 雑誌名

      Proceedings of the 4th International Conference on Computer and Information Technology

      ページ: 172-177

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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