研究課題
基盤研究(C)
e-ラーニングや遠隔学習のあり方に関して、視聴覚障害者でも参加利用できる可能性を環境やシステム面および教材コンテンツの観点から実験調査し、その現状を把握するとともに、今後いかなる視聴覚障害補償機構が必要であるかを調査実験から明らかにする研究を行った。(ただし、今回は諸処の事情により視覚障害者対応の研究が中心となり、聴覚障害者対応は十分な研究環境を整えることができず今後の課題として継続調査と研究を行うことにした。)具体的には以下のようにe-ラーニングシステムを立ち上げ、各種の障害者インタフェース機器とソフトウエアを導入、接続した後、さまざまな実験を行い、既存e-ラーニングシステムの問題点の抽出と評価を行った。1.e-ラーニングシステムを実験稼動するためのサーバシステムとWebページの構築OS : RedHatLinux9、Webサーバ:Apache2、システム開発言語:PHP、データベース:MySQL、ブログシステム:Nucleus、ホームページビルダ8+e-ラーニング教材作成エクステンション2.e-ラーニングシステムの導入と構築東京大学とNIME(メディア教育開発センター)が開発配布しているexCampusシステムをインストール、実験システムとして構築利用を行った。3.障害者インターフェース機器およびソフトウエアの実装と利用実験点字プリンタ、点図ディスプレイ、点字ピンディスプレイ:BrailleMemoBM24、フォースフィードバック装置、スクリーンリーダ(XP-Reader)、ホームページリーダ:IBM HPR3.01その結果、以下のことがらについて明らかにした。(1)視覚障害ユーザに対する情報補償面での可能性と問題点(2)新たな視覚障害補償インタフェースの導入調査とシステム開発の検討(3)視覚障害者も使える具体的なインタフェース研究および教材コンテンツの作成方法およびオーサリングツールの必要要件
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