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2004 年度 実績報告書

ワンチップコンピュータプログラミングで狙う創造的初等情報処理教育手法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 16500625
研究機関鈴鹿工業高等専門学校

研究代表者

桑原 裕史  鈴鹿工業高等専門学校, 電子情報工学科, 教授 (30043326)

キーワードワンチップコンピュータ / ライントレーサ / 初等情報処理教育 / コンテスト / 創造性育成 / PIC / 中学生 / 講習会
研究概要

小中学生の理科離れが問題となる中、様々な創造性育成教育手法が研究され、提案されている。技術分野の創造性を育成するためには、ものづくりの楽しさを理解させる場や教材、論理的思考を涵養する効果的な教材や教育手法が必要である。
このような背景の中、創造的教育用の教材や教育手法としてコンピュータを利用した機器の制御を取り上げることは、その応用性や広汎性から大変効果的で優れた手法であると考えられる。しかし、これには教育を受ける側にも施す側にも専門的なOSの知識や高度なプログラミング技術、さらに電子回路技術など技術的にも経済的にも高度なものが要求され、初等教育に対して容易に導入できるものでは無い。それに対し、安価なワンチップコンピュータを利用した玩具などの制御は、手軽に取り組めて、また楽しく創造性育成のための初等教育教材手法として望ましい特性を備えていると考えられる。今年度の研究では、ワンチップコンピュータプログラミングを中学生対象に教え、彼らの創造性の育成に対してこの手法がどれ程の効果があるのか評価すると伴に、これを基に、よりよい教育手法を開発することを目的とするものであり、今年度は、次に述べる講習会とコンテストを実施した。
コンテストは近隣の中学生対象に開催し、14名の参加があった。その内容は、11月の2日間でワンチップコンピュータ制御によるライントレーサ(玩具)を製作するための講習を行い、各自が製作した玩具を用いた競技を12月に開催した。製作の指導に本校の専攻科学生を当たらせ、専攻科学生の技術力アップも目論んだ。中学生と指導に当たった専攻科学生双方にアンケートを行い、双方から感触の良い結果を得た。この内容と結果は今夏学会発表を行う予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 実現力と創造力を養うための専攻科実験2004

    • 著者名/発表者名
      桑原 裕史
    • 雑誌名

      高専教育講演論文集 16年度

      ページ: 201-202

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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