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2005 年度 実績報告書

ワンチップコンピュータプログラミングで狙う創造的初等情報処理教育手法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 16500625
研究機関鈴鹿工業高等専門学校

研究代表者

桑原 裕史  鈴鹿工業高等専門学校, 電子情報工学科, 教授 (30043326)

キーワード教育工学 / 情報基礎 / 知能機械 / 創造性育成 / PIC
研究概要

昨年に引き続き技術分野における創造性を涵養する取り組みを実践した。ものづくりの能力を育成するには、その楽しさを理解させる場や優れた教材が必要である。この教材としてコンピュータプログラミングは高い効果を発揮するが、前もって必要とされる知識の量や経済的な負担の問題から、子供向けの教育手法としては取り上げにくい面も存在する。
今回、PICと呼ばれる簡単なワンチップコンピュータで制御をするおもちゃの製作と、それを用いたコンテストを開催することによって、中学生の「ものづくり」に対する興味と関心を引き起こすこと、アシスタントとして中学生と一緒に作品の完成を目指す専攻科学生の技術レベルの向上を目指した。
1 中学生対象の「物づくり」コンテストの開催
ワンチップコンピュータ(PIC)で制御するライントレーサを中学生に作らせ、コースを走りきる時間を競うものである。制御のためのプログラムの工夫によって結果に大きな変化が生じるため、論理性に優れ、着想の豊かなプログラムが必要であることが認識でき、ここで情報技術分野の創造性が育成され、同時にプログラミング技術の向上が期待できる。コンテストは11月23日に開催し、近隣中学から13名の生徒が参加した。
2 上記コンテストに向けての講習会開催
上記コンテストで使用する作品製作のため、専攻科学生をアシスタントとして講習会を開催した。車の製作、PICを用いた制御手法やプログラミングの手法について10月15日、16日の2日間にわたって指導した。1チームに1名のアシスタントを用意し丁寧に指導を行った。学習は2日間では不十分なので、講習会後もアシスタントを中学校に何度も派遣し作品を完成させた。
3 結果
事後のアンケートによれば、このコンテストによって情報関連技術に大きな興味が持てるようになったとの結果が得られた。この取り組みについては、全国高専の教育研究会にて報告した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 専攻科学生をアシスタントとする中学生対象ワンチップコンピュータコンテストの計画と実施2005

    • 著者名/発表者名
      桑原裕史, 箕浦弘人, 青山俊弘
    • 雑誌名

      平成17年度高専教育講演論文集

      ページ: 253-254

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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