• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2004 年度 実績報告書

近代日本における医療・保健・福祉の連携とその変遷

研究課題

研究課題/領域番号 16500635
研究種目

基盤研究(C)

研究機関近畿福祉大学

研究代表者

小野 尚香  近畿福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (70373123)

キーワード近代日本 / 医療・保健・福祉活動 / 衛生制度 / 来日医療宣教師 / 来日看護宣教師 / 京都 / 薬師信仰
研究概要

1.アメリカン・ボード(American Board of Commissioners for Foreign Missions)の来日医療宣教師ベリー(John Cutting Berry)とアメリカ在住のアメリカン・ボード幹事クラーク(Nathaniel George Clark)との往復書簡(1883年〜1890年)を整理し、タイプ起こし(書簡が手書きのため)と抜粋訳を行なった。この研究成果の一部を、「医療宣教師ベリーの使命と京都看病婦学校」(『アメリカン・ボード宣教師-京都、大阪、神戸ステーションを中心に、1869〜1890年』に所収)において報告した。
2.アメリカン・ボードの来日看護宣教師リンダ・リチャーズ(Melinda Ann Judson Richards)とアメリカン・ボード幹事クラークとの往復書簡(1885年〜1891年)を整理し、タイプ起こし(書簡が手書きのため)と抜粋訳を行なった。この研究成果の一部を、「書簡からみるリンダ・リチャーズの日本での活動(1)(2)」において報告した。
3.アメリカのウーマンズ・ボード(Woman's Board)発行"Life and Light"より、1886年から1889年に至る京都看病婦学校に関する記載を整理し抜粋訳を行なった。
4.京都看病婦学校の"Annual Report III"と"Annual Report IV"を整理し全訳を行なった。
5.1883(明治16)年4月16日から21日にかけて大阪の外国人居留地で開かれた大阪宣教師会議議事録(Proceedings of the Osaka Conference)から医療・保健活動ならびに佛教福祉活動に関する記載を整理し、全訳を行なった。この研究成果の一部を、「来日宣教師と明治前期の日本の医療-1883(明治16)年大阪宣教師会議議事録から」において報告した。
6.京都平等寺因幡薬師1000年祭について、企画者ならびに檀家の方々への聞き取り調査を開始した。
7.いま語られる京都(テレビ、雑誌などで)としての伝統の再構築と、古文書に記されている明治前期京都の状況との比較を行う研究を開始した。
8.近代日本における保健・福祉活動について、行政文書ならびに一次資料を用いて、「地域看護活動の歴史」(『地域看護学概論』所収)と「近代公衆衛生の歩み」(『公衆衛生』所収)においてその概要をまとめた。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (3件) 図書 (3件)

  • [雑誌論文] 来日宣教師と明治前期の日本の医療-1883(明治16)年大阪宣教師会議議事録から-2005

    • 著者名/発表者名
      小野尚香
    • 雑誌名

      佛教大学総合研究所紀要 12

      ページ: 35-48

  • [雑誌論文] 書簡からみるリンダ・リチャーズの日本での活動(1)2004

    • 著者名/発表者名
      小野尚香
    • 雑誌名

      醫譚 81

      ページ: 133-109

  • [雑誌論文] 書簡からみるリンダ・リチャーズの日本での活動(2)2004

    • 著者名/発表者名
      小野尚香
    • 雑誌名

      醫譚 81

      ページ: 108-90

  • [図書] 公衆衛生2005

    • 著者名/発表者名
      星旦二
    • 総ページ数
      298
    • 出版者
      医学書院
  • [図書] アメリカン・ボード宜教師-京都、大阪、神戸ステーションを中心に、1869〜1890年-2004

    • 著者名/発表者名
      吉田亮
    • 総ページ数
      452
    • 出版者
      教文館
  • [図書] 地域看護学概論2004

    • 著者名/発表者名
      奥山則子
    • 総ページ数
      195
    • 出版者
      医学書院

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi