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2005 年度 実績報告書

日米デジタルコンテンツ産業集積における知識創造とプロジェクトの空間デザイン

研究課題

研究課題/領域番号 16500648
研究機関香川大学

研究代表者

原 真志  香川大学, 大学院・地域マネジメント研究科, 助教授 (40281175)

キーワード産業集積 / クラスター / コンテンツ / デジタル / プロジェクト / アニメ / ハリウッド / 知識創造
研究概要

2年度目である平成17年度においては,以下の研究を行った。
第1に,初年度におけるサンライズ社のSDガンダムフォース調査の結果を踏まえて,日本のコンテンツ産業においてCG技術を導入している他のプロジェクトに対象を拡大した調査を行い分析の一般化をはかるため,円谷プロとNHKの協力を得て,両杜の共同制作によるデジタル衛星放送用のハイディフィニションテレビSFシリーズ「WoO」におけるVFXスーパーバイザーである松野美茂氏を対象に1週間の参加観察を実施し,コミュニケーション行動のデータ収集を行って分析し,日本のデジタルコンテンツプロジェクトにおける企業コーディネートとコミュニケーション分析の共通部分とプロジェクトによる相違を考察した.
第2に,「プロジェクトの空間デザイン」の研究フレームに基づいて,プロジェクトリーダーであるハリウッドのVFXスーパーバイザーを対象に調査した内容を,連携するハリウッド外の視点から検証するために,ハリウッド映画の参加実績を持つロンドンとプラハに立地するVFX企業を対象とした現地調査を行った.対象企業としてはLAのVFXスーパーバイザーJohn Bruno氏によるSF映画「エイリアン対プレデター」に参加したロンドンのMPC社,シネサイト社,ダブル・ネガティブ社,フレームストア・CFC社,プラハのUPP社を取り上げ,各杜の中心スタッフに対して当該プロジェクトに関するヒアリング調査ならびにコミュニケーションに関するサーベイ調査を行った.コミュニケーションの基本パターンの把握に加え,遠隔立地や言語の相違などハリウッド外の立地の長短所の認識,プロジェクトで生じた課題とその解決方法といった点から,連携先の視点からみたハリウッド映画プロジェクトの検討を行った.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] グローバル競争時代における日本のデジタルコンテンツ産業集積の競争優立とイノベーションの方向性-SDガンダムフォースプロジェクトを事例に2005

    • 著者名/発表者名
      原 真志
    • 雑誌名

      経済地理学年報 第51巻・第4号

      ページ: 368-386

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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