研究課題
基盤研究(C)
差別化された製品の需要の推定は、ブランドの価値の評価、ブランドの持つ市場支配力と価格設定などの産業組織論・マーケテイング科学の傷諸問題を検討する研究にとつて必要不可欠である。しかし研究者が入手できるデータは製品の市場シェアとその属性・特徴のみである場合も少なくない。このため効用最大化を目指す個人の消費行動を市場シェアに結びつける経済学的モデルが必要になる。本研究においては、応用計量経済学・産業組織論分野で開発された手法に基礎におきながら、新たなモデルを開発すること、また多くの先行研究おこなわれているアメリ力自動車市場にそのモデルを適用し、産業組織論的・マーケティング科学的な新たな知見を得ることを目的とした。本研究は夫別して(1)TCO(Ttal Cost of Ownership)の推定、(2)rahdom-coefficiehfs discrete-choice models of demandに基礎においた新たなモデルの開発とその統計的な大標本特性の導出、(3)アメリカ自動車市場へのモデルの適用、の三つからなる。平成16年度はTCO(Total Cost of Ownership)の推定を行った。平成17年度は、主デルの統計的な大標本特性なかでも一致性(consistency)と漸近正規性(asymptotic normality)および漸近分散共分散行列の導出を行つた。平成18年度は、(4)年齢・所得・教育レベルごとに集計された購買情報を含めてより緻密な推定を行うモデルを開発し、このモデルの統計的な大標本特性を導出した。平成19年度は需要と供給側の両面を考慮に入れた市場均衡におけるfull information modelに基づくベイズ推定手法を開発した。
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