研究課題/領域番号 |
16510127
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研究機関 | 山梨学院大学 |
研究代表者 |
金子 勝一 山梨学院大学, 経営情報学部, 助教授 (40319083)
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研究分担者 |
小田部 明 日本大学, 生産工学部, 教授 (20060212)
山下 洋史 明治大学, 商学部, 教授 (00239980)
上原 衛 愛知淑徳大学, ビジネス学部, 教授 (70367803)
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キーワード | インターンシップ / 人材育成 / アウトソーシング / 主観的専門性 / 潜在的組織参加者 / エデュケーションチェーン・マネジメント / コラボレーション / スクリーニング仮説 |
研究概要 |
若年者の問題が日本における解決すべき重要な課題の一つとなっている。中でも雇用および失業の問題が深刻化している。大卒では、就職後3年以内の学卒以上の労働者の約3割もの若年者が離職している。また、彼らの半数以上が自分の選んだ仕事に関して、理想と現実のギャップに悩んでいるという指摘がなされている。これらの問題への対策の一環として、多くの大学が、インターンシップをカリキュラムに組み入れている。 本研究プロジェクトでは、インターンシップに焦点を当てた研究を継続的に行っている。 本年度は、昨年度までの研究成果やアンケート調査結果に基づいて、(1)インターンシップ受入企業の誘因と貢献、(2)エデュケーションチェーン・マネジメント(ECM)の概念、(3)インターンシップの準アウトソーシングと準インハウスソーシング、および(4)アンケート調査結果の分析などの研究を推進した。これらの研究成果は、主として、インターンシップに焦点を当て、学生、大学および企業との間のコラボレーションの関係を議論したものであり、インターンシップの役割の新たな視点を提示したものである。 これらの研究成果は、日本経営システム学会全国研究発表大会で発表するとともに、本研究プロジェクト主催のインターンシップ・シンポジウム(05年9月13日・14日,於:山梨学院大学)を開催し、広く公開した。また、明治大学商学部の現代GP/学術フロンティアと合同シンポジウムを開催(06年3月13日,於:明治大学)し、研究・教育および産学官連携の視点から、インターンシップ研究を広く公開した。 さらに、研究プロジェクトの会合や研究会に、当事者である学生の積極的な参加もあり、有意義な成果を得ることができたものと思われる。 今後も学生参画を促し、研究成果を公表するとともに、可能な範囲で研究成果を教育へ還元する予定である。
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