研究概要 |
1 宮崎県綾町およびその周辺地における照葉自然林,照葉二次林調査 宮崎県中央部の社叢および里山の照葉樹林の種多様性について調査を行った。 2 鹿児島県奄美大島神屋国有林調査 奄美大島には金作原国有林と神屋国有林に原生状態に近い照葉樹林が残されている。今回,神屋国有林の予備調査を行った。非常に発達した樹林で平成19年度に種多様性調査を実施する。 3 沖縄県西表島における照葉原生林,照葉二次林調査 昨年度に続き調査を行い,原生林と二次林の種多様性の差を明らかにした。 4 宮崎県宮崎市宮崎神宮調査 宮崎神宮の森は100年ほど前に植樹された照葉人工林である。照葉人工林の種多様性を調査し,原生林,自然林,二次林との比較を進めている。 5 照葉樹林の上限と北限の比較 鹿児島県の上限林と東北地方の北限林の種組成・種多様性を比較し,その相違について考察した。植生学会誌にその成果を投稿した。
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