H19年度の研究成果としては主に労務理論学会誌掲載の「女性労働と次世代育成支援対策推進法(「次世代法」)の課題」および「企業の社会的責任:企業内保育所設立動向に見る」がある。この中では特に企業内保育所設立についての最近の動向とその内容について吟味した。また、日本労務学会や労務理論学会の場等において5回の報告を行った。 さらにこれらの研究内容を踏まえ、その内容についての講演活動も活発に行うことができた。いただいたご教示をもとに今後の研究につなげていきたいと考えている。 また、社会還元として、京都府、徳島県、山口市を始めとするワーク・ライフ・バランスについての内容や、企業の子育て支援の観点から大阪樟蔭女子大学のシンポジウム(「男性の子育てを考える」2008年2月23日)等、今年度は約15回の講演を行う機会を授かった。さらに、全国男女共同参画都市サミットinおおつ(2007年11月2日)のコーディネーターも務めさせていただき、研究内容についてのコメントも京都新聞に掲載されるなど、本研究分野での社会的認知にも多少なりとも貢献することができたのではないかと考える。
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