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2004 年度 実績報告書

現代スピリチュアリティ文化の学際的研究-ウェブコミュニティを通じたネットワーク形成の視点から-

研究課題

研究課題/領域番号 16520055
研究機関大正大学

研究代表者

弓山 達也  大正大学, 人間学部, 助教授 (40311998)

研究分担者 伊藤 雅之  愛知学院大学, 文学部, 助教授 (60340139)
樫尾 直樹  慶應義塾大学, 文学部, 助教授 (50233698)
塩月 亮子  日本橋学館大学, 人文経営学部, 助教授 (90297979)
渡辺 光一  関東学院大学, 経済学部, 助教授 (30329205)
キーワードスピリチュアリティ / 霊性 / ウェブコミュニティ / 応用宗教学 / インターネット / 宗教性 / 宗教社会学 / 新霊性運動
研究概要

本課題の目的は、これまで情報の蓄積においても、学術的な定義においても把捉しづらかったスピリチュアリティについて、主にインターネットのウェブコミュニティを通じて情報を収集、分析し、その成果を学術的な議論・応用の場に提供することである。具体的には分野の異なる研究者の学際的コラボレーションによって次の三つの研究を有機的に関連させ、方法論的な革新をはかり、所期の目的の達成を目指すものである。
具体的には今年度はウェブコミュニティ「スピリチュアル・ナビゲーター」(略称スピナビhttp://www.spinavi.net/)を立ち上げ、その運営を行った。ここでは申請者の論文が掲載され、11カテゴリー(総スレッド数259、総投稿数2352)のフォーラム、投稿者の更なるコミュニケーションを促すブログ「My Spinavi」の無料作成サービスのコーナー、スピリチュアル心理テストがある。スピナビは、昨年9月10日に始まり、My Spinaviなどの関連サイトも含めると、月に100万ヒットに及ぶ。
申請者は宗教教団から横溢する宗教性をスピリチュアリティととらえているが、フォーラムの書き込みを見る限り、宗教関連の話題よりも日常生活の中での気づきを綴るものの方が多く、現代世界のスピリチュアリティをめぐる最良のウェブコミュニティとなっているといえよう。同時に、宗教者からの積極的な書き込みはほとんどないため、皮相な宗教性を示す書き込みが多く、今後、宗教者と一般市民との語りをどうウェブコミュニティ上で実現するかが課題になるであろう。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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