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2004 年度 実績報告書

平井金三における明治仏教の国際化に関する宗教史・文化史的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16520060
研究機関舞鶴工業高等専門学校

研究代表者

吉永 進一  舞鶴工業高等専門学校, 人文科学部門, 講師 (90271600)

研究分担者 赤井 敏夫  神戸学院大学, 人文学部, 教授 (00192873)
SHORE Jeff  花園大学, 文学部, 教授 (50196648)
橋本 順光  横浜国立大学, 教育人間科学部, 助教授 (80334613)
キーワード仏教 / 世界宗教会議 / 平井金三 / 神智学 / ユニテリアニズム / 宗教間対話 / 心霊研究 / デジタル化
研究概要

本年は各担当者がそれぞれ二回ずつ原山家を訪れ、同家に残る平井金三資料の整理を行い、可能な範囲でマイクロフィルム撮影とデジタルスキャンを行った。明治二六年のシカゴ宗教会議前後に関係者と交わされた手紙、平井のアメリカでの活動を伝える現地の新聞記事、アメリカ人からの手紙などに資料を分類し、およそシカゴ宗教会議関係の資料整理は完了したと思われる。ただし、当初の予想を超える資料が残っており、来年度も継続して資料調査は必要であろう。それ以外では日米の新聞雑誌への寄稿記事、手稿の類についてもかなりデジタル化することができた。このようなデータを元にして、赤井敏夫は、研究協力者の橋本貴と共にデジタルデータのPDF化を行い、神戸学院内にサーバーを立ち上げて、インターネットを利用して多量の情報を共有し、BBSを利用してディスカッションできる環境を構築した。現状ではクローズドのサイトであるが、デジタルデータが整備され次第研究者向けに公開していく予定である。またネットでダウンロードするには巨大すぎる資料はDVDで全員に配布してある。Jeff Shoreは平井金三の禅学について研究を行い、その独自性に着目、来年度の発表に向けて研究を続行中である。また同時に英字書簡についても解読を進めている。橋本順光は明治期の新聞雑誌の調査及び欧米におけるジャポニズム、オリエンタリズム研究を進め、平井を取り巻く歴史環境についての研究を行っている。吉永進一は、研究協力者で平井の友人の浅田栄治を研究している野崎晃市と共に、ユニテリアン時代を中心とする平井の伝記的、書誌的な事実をまとめ、舞鶴高専の紀要に論文として発表した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 平井金三と日本のユニテリアニズム2005

    • 著者名/発表者名
      吉永進一, 野崎晃市
    • 雑誌名

      舞鶴工業高等専門学校研究紀要 40号

      ページ: 125-134

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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