研究課題/領域番号 |
16520097
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研究機関 | お茶の水女子大学 |
研究代表者 |
平野 由紀子 お茶の水女子大学, 大学院・人間文化研究科, 教授 (60114922)
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研究分担者 |
和田 英信 お茶の水女子大学, 大学院・人間文化研究科, 助教授 (20231037)
伊藤 美重子 お茶の水女子大学, 文教育学部, 助教授 (40251871)
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キーワード | 大江千里 / 句題和歌 / 千里集 / 冷泉家蔵本 / 高松宮家蔵本 / 赤人集 / 和漢 / 三十六人集 |
研究概要 |
1.本文は、当初の計画では、底本(伝寂蓮筆本)の他、二系統の本文(書陵部本・高松宮本)と赤人集に混入した部分のみを比較する予定であったが、研究期間中に鎌倉期の写本の姿が知られる本文が公開された(『冷泉家時雨亭叢書第73巻 擬定家本私家集』朝日新聞社平成17年12月所収)。この新たに世に知られることとなった本文も比較の対象とし、本文確定を行った。 2.これまで積み重ねてきた注釈を見直し、大学院生約10名を中心に、細部について再検討を行うという点検作業を全体にわたって行った。 3.統一化された原稿の細部についての最終調整も終了し、書物としての刊行にむけて、現在、原稿を出版社に手渡し、平成18年10月に刊行予定である(『私家集全釈叢書』風間書房) 4.また、平成16年度の研究分担者の一人であった丁莉は、「2004日本言語文化教育と研究国際シンポジウム」(2004年10月21日、10月22日北京)に参加し、中国文化を背景にもつ研究者として日本古典文学の特質について発表した。
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