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2007 年度 実績報告書

日本古典文学における偽書の展開の研究

研究課題

研究課題/領域番号 16520105
研究機関奈良女子大学

研究代表者

千本 英史  奈良女子大学, 文学部, 教授 (50188489)

キーワード偽書
研究概要

偽書の近世期における生成、展開について、「清少納言松島日記」の場合を検討した。前年までに検討した「紫日記」(紫式部の日記という偽書)において、連歌師の関与が見られたが、今回は俳諧師の関与が予想される結果となった。
新たなジャンルの生成と従来とはことなる階層の関与によって、偽書が生み出されていく構造が見えてきたと考えている。
海外との関連については、11月にソウル外国語大学で開催された国際シンポジウム「東アジアの日本文学研究」に参加(第二セクション司会)し、韓国、中国、ベトナムからの参加者と「偽書概念」のすり合わせを行ったが、期待したような成果は得られなかった(この渡航、滞在費については年度初めに本科研での支出を予定しておらず、予算計上していなかったため、科研費用は使っていない)。
韓国における偽書研究の資料の収集はできたので、これらを使って、さらに系統的な調査・追及が必要と考えている。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (4件)

  • [雑誌論文] 松島への旅-『清少納言松島日記覚書』-2008

    • 著者名/発表者名
      千本英史
    • 雑誌名

      説話・伝承学の脱領域

      ページ: 187-202

  • [雑誌論文] 「孫文」と「熊楠」の間に横たわるもの2008

    • 著者名/発表者名
      千本英史
    • 雑誌名

      孫文研究 43号

      ページ: 24-31

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 『今昔物語集』永遠の未完成の魅力2007

    • 著者名/発表者名
      千本英史
    • 雑誌名

      解釈と鑑賞 72巻8号

      ページ: 71-82

  • [学会発表] 孫文と南方熊楠2007

    • 著者名/発表者名
      千本英史
    • 学会等名
      孫文研究会合評会
    • 発表場所
      関西学院大学梅田キャンパス
    • 年月日
      2007-09-24
  • [学会発表] 院政期の文学 往生の表現2007

    • 著者名/発表者名
      千本英史
    • 学会等名
      奈良国立博物館夏期講座
    • 発表場所
      奈良女子大学
    • 年月日
      2007-09-20
  • [学会発表] 清少納言松島日記覚書2007

    • 著者名/発表者名
      千本英史
    • 学会等名
      今昔の会
    • 発表場所
      平泉サンホテル衣川荘
    • 年月日
      2007-08-20
  • [学会発表] デジタル社会の中の説話文学研究2007

    • 著者名/発表者名
      千本英史
    • 学会等名
      説話文学会大会
    • 発表場所
      慶応義塾大学
    • 年月日
      2007-06-16
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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