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2006 年度 実績報告書

桂園派の形成・展開と真宗仏光寺派交流圏

研究課題

研究課題/領域番号 16520106
研究機関鳥取大学

研究代表者

田中 仁  鳥取大学, 地域学部, 教授 (80217067)

キーワード香川景樹 / 桂園派 / 景樹「歌日記」 / 本山仏光寺 / 仏光寺『御日記』 / 柏原家・柏屋 / 恵岳
研究概要

本年度の研究は、次の6つを中心として実施した。
(1)仏光寺『御日記』から、香川景樹関係記事を抄出し、景樹「歌日記」(『桂園遺稿』上巻・下巻)ほかの、香川景樹・桂園派関係資料の該当記事と比較対照する。
(2)仏光寺『御日記』の既刊分につき、固有名ほかの事項を抄出して、索引を作成する。
(3)景樹「歌日記」から、固有名ほかの事項を抄出して、索引を作成する。
(4)洛東遺芳館所蔵の近世文書を調査し、本山仏光寺とその関係者とりわけ景樹と柏原家との間を仲立ちした本山仏光寺御堂衆恵岳と柏原家との関係を明らかにする。
(5)桂園派歌人と真宗仏光寺派との関係を、個別の事例に即して検討する。
(6)本山仏光寺所蔵の和歌資料を調査する。
(1)は、弘化2年まで終了した。そのうち天保13年までについて、来年度公表の予定である。
(2)は、平成18年までに刊行された13冊のうち、昨年度までに完成していた8冊分につづいて3冊分の索引を作成した。
(3)の索引は完成した。
(4)は、結婚式、法事等の際の到来物控、返礼控などの慶弔資料について調査中である。
(5)は、新潟県長岡市の聖徳寺伝来の資料、桂園派歌人柳下清老の子孫である柳下明也氏所蔵の和歌資料を調査した。つづいて、三重県鈴鹿市の常楽寺の所蔵資料調査を予定している。
(6)により、香川景樹点の仏光寺派関係者の詠草、児山紀成、菅沼斐雄の未紹介の著作などが新たに発見された。現在目録作成中である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 柳下清老と真宗仏光寺派2007

    • 著者名/発表者名
      田中 仁
    • 雑誌名

      地域学論集(鳥取大学地域学部紀要) 第3巻第3号

      ページ: 363-384

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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